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【詩集】果てしない扉  作者: につき
琥珀の横顔
37/100

白々とした思惑

15.1.23 推敲 (三連と四連をひとつに。)


緑色に浮かび上がっている文字を見ていると

その前を女性が歩いて行った


その程度でいいのだ

目の端によぎる人影でいい


直視すれば

交換せざるを得ない

わたしと

だれかの

思わぬ発露するこころの欠片


見えてしまう生活の影や

何か華やかだったり

憂鬱のような思い


人々は思い思いに思い

速く歩き

前を見ている


目に見えないはずの

彼らとわたしの思惑が浮かび出て

地下の駅の天井に溜まっている


ちっとも幻想的でなく

かといって現実的すぎない


一日の途中のゆらめきが

蛍光灯の光に

白々と輝いている




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