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【詩集】果てしない扉  作者: につき
重なる透明の色
25/100

詩人の理想

不遜でなく

詩人は

演奏者でなく

指揮者である


芸術とは

共感ではなく

発見

あるいは目覚めであって


その作品に

作者のユニークな

物の見方や

考え方が

あって


読み手が

それにより

何か

透明な崇高さや

卑俗であっても漲る力や

わけのわからないけれども

とてつもないものを

見出したり

気付いたりするならば


その作品は

その読み手にとっての

芸術作品だと

言えるだろう


はたして

そのユニークさによる

読み手の中での変化を

楽器として


読み手の

自分自身のこころを

演奏する

よすがとして


詩人は

詩を書かなければならない


詩によって

こころたちは

弱く

あるいは

強く

一つの曲に向かっていく


その曲は

十分に

演奏者の中で

消化されていなければならない


また

演奏者の熟練によっても

演奏の良しあしは

異なるだろう


だからこそ

詩人は

弛むことなき

研鑽をつみ


こころの指揮者として

言葉を磨かなければならない

わたしがそうであるという訳ではなく、理想としての詩人像としてです。

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