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【詩集】果てしない扉  作者: につき
重なる透明の色
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未来を離すな

夢見る少女よ

あなたの未来は広がっている


母には不条理がある

父にも不合理がある

あなた自身にも矛盾があるけれど


それら全部を混ぜ合わせて

明るい蛍光のピンクと黒のペンキにして


山のように大きな岩壁に絵を描こう


旅立ちの夜明けの太陽は

希望のピンクで塗りつぶされている


その下にある大きな雲は

個性の黒で縁どられていて


見るもの見るもの顔をしかめても

恥じないで行こう


こんなもんなんです

でも

どんなもんだって


あなた自身を恥じないで行こう


若さには勇敢があり

熱さには行動が伴う


誰の顔色も見ないで

自分の顔色も見ないで


高き崖の上から深い海へ向かって

飛び込んでしまえ


哀しみの手紙が届く前に

翳る日に身動きが取れなくなる前に


艶やかな若い肌で陽光を跳ね返し

笑い合い弾けて邪念を避けて


手の届きそうになっている

そこへ

手を伸ばせ


指先で触れた未来を決して離すな

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