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晩飯美味し

俺の家に咲希以外の女子がいるなんて・・・・・・奇跡だ!!

しかも美少女!!これは男として喜ばずにはいられない!!


まぁ、その中の人は名前も知らないんだけどね・・・・・


「・・・・・お腹空いた」


「なんで俺!?」


「いいじゃん!私も手伝うからさ!」


「んじゃ、咲希よろしくぅ~」


「蒼太も作るの!!」


「やっぱり?」


「当たり前でしょ」


「へ~い」


ってか、なんで名前も知らない人に飯作るんだ?

まぁ、流れで人数分の材料はあるけど・・・


「蒼太、早く作ろっ!!」


「お、おぅ」


咲希は作る気満々だし、、、、


「材料見た感じカレーだね?」


「肉じゃがだけど・・・・・」


「えっ?でも、人参とジャガイモとお肉とタマネギがあるよ?」


「糸こんにゃくとさやいんげんがあるだろ?」


「ほ、本当だ・・・・・・」


カレーには絶対入れないような材料を確認した咲希は少し恥ずかしそうにしていた。

それより、普通に料理してる俺に驚いた?

実は中学の時両親が旅行中に事故死して今は1人暮らしをして2年半です!

だから身の回りのことは全部自分でやらないといけないから

知らないうちに人並みに家事ができるようになりました!!


「蒼太、醤油とって」


「はいよ」


「ありがと」


・・・・・・・なんかありえなくない?

昨日まで1人で寂しく晩飯作ってたのに今日は咲希と一緒に作ってるなんて

人生なにが起こるかわからないものですねぇ~


「・・・・・お茶どこ?」


「お茶は冷蔵庫の中にあるよ」


「蒼太!なんか漫画探してたら変な本が出て来たよー」


変な本?も、もしかして!!


や、やっぱり・・・・・

この前買った男の夢が詰まったドリームブックではないか!!


「ふ~ん、蒼太もこんな本持ってるんだ・・・・・」


「さ、咲希!!こ、これは、お、親父のだ!!俺はこんなの持っていない!!」


「へぇ~、今どき珍しい高校生だね」


ちょ、もの凄く疑ってるじゃん!

なんか視線が痛いよ!!


「・・・・・肉じゃが」


「えっ?あ、あぁ、そうだな!め、飯にしよう!!」


た、助かったぁ~

俺は急いで飯を作った。


ってか、なんで咲希は肉じゃが作ってる最中に漫画を探してたんだ?









「いただきま~す」


パクッ!


うん!我ながらうまいぞ!!

ってか、大人数での晩飯なんて久しぶりだな・・・・・

やっぱり、みんなで食べるごはんは美味しいってことだ!!


「でも、蒼太、この人誰?」


「そういえば誰だろう?」


相手は俺の事知ってるっぽいけど・・・・・


「名前なんていうの?」


流石咲希!みんなと仲良くできる人は積極的ですのぉ~


「・・・・・水乃深緒みずのみおだ。深緒でいい」


「よ、よろしく」


よろしくと言っておけばその場は丸くおさまるのだ!!

たぶん・・・・・


「・・・・・私はここで住むことになった」


「「えっ?」」


俺と咲希が同時に驚く。

これが正しいリアクションだと思うよ。


「・・・・・そう言うことだから、よろしく」


「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」


決まっちゃったよ?

俺に拒否権はないの?


「・・・・・蒼太の親父さんに拾われて蒼太の家で住んだらいいって言われて来た」


「説明ありがとうございます。でも、家に人が泊まるスペースは無いよ」


「・・・・・大丈夫」


何を根拠に!?


「・・・・・寝るスペースは自分で確保する」


「そ、それだったらいいけど・・・・・」


「・・・・・ニヤッ」


不気味だぞ、深緒!!


「蒼太、私も協力するよ!!」


「頼む・・・・・」


俺1人でやっていける自信ないです・・・・・


そういうわけで1日にして1人の美少女との同居が決まっちゃいました・・・・・





夜、俺は困っていた。


「なぁ、深緒はなんで俺の布団の中にいるの?」


「・・・・・寝るから」


「そ、それはマズイと思うよ?」


「なんで?」


「な、なんでって流石に高校生の男女が一緒の布団で寝るっていうのは・・・・・」


「・・・・・親父さんが蒼太なら変なことはしないって言ってた」


何を根拠に言ってるんだ、あのクソ親父は!!


「深緒はここで寝ろ」


そして俺はリビングへ!

なんでかって?そんなの床で寝るからに決まってるだろ!!


「・・・・・いいのか?」


「俺はいいから早く寝ろ、学校あるんだし」


「・・・・・おやすみ」


「おやすみぃ」




・・・・・・・・・



・・・・・・・



・・・・・



・・・



床で熟睡できる俺って凄くない?

自分でもビックリだよ。


「深緒はまだ起きてないのか?」


俺は寝室に行って深緒を起こしに行った。


「深緒~、朝だぞ~」


「んぅ・・・・・あと少し・・・・・・」


意外と寝坊助なんだなぁ~

ってか、寝顔がめっちゃ可愛いんだけど・・・・・

ずっと見ていたいけど起こさないと遅刻するよなぁ~


「深緒、早く起きろぉー」


俺は布団を取って深緒を起こした。


「深緒、おはよ」


「おはよ・・・・・」


寝癖がまた可愛いなぁ~


「・・・・・眠い」


「寝ちゃダメだよ」


「うん・・・・・」


今気がついたけど結構馴染んでるなー

会ってから1日しか経ってないのにすごいな・・・・・


「寝癖直してやろうか?」


「自分でやる・・・・・」


「そうか、じゃぁ終わったら飯食って学校行くぞ」


「うん・・・・・」







今日から俺と深緒の同居生活が始まった

キャラクター No.2


仁那溝咲希みなみぞさき16/♀


学校学級:瀧川高校 2年3組

誕生日:11月24日

身長:153cm

特技:拳骨

趣味:蒼太を叱る

好きな物:猫

嫌いな物:細かい作業

得意科目:国語

苦手科目:理科

好きな格言:人生を喜びなさい。なぜなら、人生は、愛し、働き、遊び、星を見つめるチャンスを与えてくれたのだから。byヘンリー・ファン・ダイク

その他:蒼太の幼馴染みで幼いときから友達だった。実年齢より1~3歳くらい幼く見えるような可愛らしい女子だがしっかりしておりみんなから頼りにされている。

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