非日常はここから・・・
西高の奴らをシメたら咲希と夕紀に怒られたよ・・・・
でも、売られた喧嘩は買わねばならぬでしょ?
基本喧嘩はしない主義だけどね!
それより外は雨!しかも、傘持ってない!
どうやって帰ろう?
「蒼!傘持ってない?」
「持ってても亮介に貸す傘はない」
「酷ッ!」
「蒼ちゃん、私にだったら貸してくれる?」
「貸したいんだけど持ってないんだよね」
「俺の時と態度が違うじゃないか!!」
「当たり前だろッ!!」
美柑みたいな可愛い女子とヘタレな男子亮介なんだからしょうがないでしょ!
でも、外は土砂降りなんだよね・・・・・
誰か傘貸してくれねぇかな?
「咲希ー!傘2本持ってない?」
「ごめーん、1本しかなーい」
それでも持っている咲希は天才だ!!
「夕紀は?」
「1本しかないけど生徒会室に予備の傘が何本かあるよ」
「マジで?それ借りていい?」
「うん、私が置いてるやつだから」
「んじゃ、借りるな」
「うん、明日にでも返してね」
「了解!!んじゃ、みんなバイバ~イ」
俺は生徒会室へダッシュ!!
って、廊下側の窓開いてる!?しかも床ぬれてるじゃん!!
ツルッ!!ズデンッ!!
「いってぇ~」
こ、転けてしまいました・・・・・
恥ずっ!!滅茶苦茶恥ずかしいんだけど!!
「・・・・・大丈夫か?」
「ん?」
誰だ?って、すっげぇ可愛いじゃん!!
おろしてある長めの黒い髪がよく似合う
めちゃくちゃタイプの女の子が俺に声をかけてくれるなんて!!
「・・・・・お前はもしかして青木蒼太か?」
「えっ、あっ、そうだけど・・・・」
何で俺の名前知ってるんだ?
「・・・・・やっと見つけた」
やっと?俺のこと探して」たのか?
「・・・・・話しがある」
「話し?」
なんだろう?
「・・・・・傘持ってる」
「あ、あぁ」
「入れて・・・・・」
「えっ?」
い、入れてって・・・・・それは、もしかして相合い傘というものですか!?
「・・・・・ダメか?」
「い、いいよ!」
断る馬鹿はいませんよ!!
帰り道
俺は晩飯の材料調達のためスーパーゆらに寄って買い物をしたので
時刻は5時過ぎ、雨も上がって当たりは茜色といった感じだ。
いやぁ~、綺麗な空だねぇ~
なんてたそがれてると向こうの方からヤンキーさんの声が聞こえてきた。
「なぁ、俺達と遊ぼうぜぇ」
「いいじゃんか、どうせ彼氏いないんだろぉ?」
「で、でも・・・・・・」
「いいだろぉ?」
あらぁ~、あれは今日シメた西高の奴らじゃないか・・・・・
仕方ないここはみんなのヒーロー蒼太マンが参上するしかないな!!
「おーい、西高のヤンキーがなにやってんだ?」
「あ、青木!?お前には関係ないだろ!!」
「田所さん、なにビクビクしてるんですかぁ?」
「あら?新人さん?」
俺のことを知らないとは・・・・・
まぁ、有名になりたいわけじゃないけどね!
「あぁ?お前に関係ねぇだろぉ?」
「あっそ、んじゃ、バイバイ」
ドスッ!
俺は新人と思われるヤンキーに蹴りを入れた。
さっさと女の子助けて話しとやらを聞かないといけないんだよね。
「今のうちに逃げなよぉ~」
「えっ?あっ、はい!って、蒼太!!」
「えっ?さ、咲希!!お前なにやってんだよ?」
「ヤンキーに絡まれてます・・・・・」
聞いた俺がバカだった。
この状況から考えて絡まれてる以外なかったですね。
「おい、よくも藤岡やってくれたなぁ」
「お怒りモード突入?」
「マジギレモード突入だぁ!!」
って、マジでキレてんじゃねぇか!!
う~ん、咲希と謎の美少女には逃げてほしいなぁ~
とりあえず藤岡って奴とツルんでるっぽいこいつを黙らせますか・・・・・
「おらっ!逃げてばっかでいいのかぁ?」
「ったく、調子のんなやボケェェェェ!!」
ドスッ!ゴスッ!
バコッ!ドゴッ!
「うぅ・・・・・」
「もう終わり?」
意外とあっけなかったな・・・・
他の奴もビビリ気味だし咲希も救出したから
そろそろトンズラしますか!
「んじゃ、みんな帰ろう!!」
と、言い俺はダッシュで家に帰った。
キャラクター No.1
青木蒼太16/♂
学校学級:瀧川高校 2年3組
誕生日:7月10日
身長:177cm
特技:喧嘩
趣味:昼寝、格ゲー
好きな物:昼寝、喧嘩、格ゲー
嫌いな物:勉強、口ばっかの不良
得意科目:・・・・・・あるの?
苦手科目:ほとんど全部!
好きな格言:この道より、われを生かす道なし。この道を歩く。by武者小路実篤
その他:本人が思っている以上に顔面偏差値高いのでモテても不思議ではないが彼女ができたことはない。馬鹿だが頼りがいがあるので意外と人気がある。
基本的に優しいので人のために行動するので知らないうちに恋愛フラグを立てる。