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あっ、風邪だったんだ!!

「・・・・・た、・・・・・なよ」


・・・・・ん?


「蒼太、起きなよ」


あぁ?誰だ俺を起こしてるのは?


「さっさと、起きる!!」


「うわぁ!!」


ビ、ビックリしたぁ~。

な、なんだ、咲希か・・・・・

ってく、人が気持ちよく寝てるのに何で起こすんだよ。

ちなみに咲希の席は俺の隣だ。

だから、俺は美柑と咲希にはさまれております。

美柑はいいけど咲希は恐いんです。


「蒼ちゃんは朝からよく寝てたよね」


「寝過ぎよ」


「いいじゃんか、朝から野郎共に追いかけられて疲れてるんだから」


「でも、もうお昼だよ?」


「えっ?昼ってことは俺、午前中ずっと寝てたの?」


「「うん」」


あらまぁ~、それは流石に寝過ぎですね。

いや、お恥ずかしい・・・・・


「お~い、蒼太!飯食いに行くぞ!!」


「はいよ~」


はぁ~、寝起きでいきなり飯かよ。

まぁ、腹減ってるからガッツリ食うんだけどね。


「蒼ちゃん、はやく行こ!」


「おう」


ちなみに、昼はいつもの面々で食べてます。

みんな弁当じゃなかったっていうだけなんだけどね。

そんなこんなで仲良くなった感じです。


「夕紀は生徒会の仕事で遅くなるから先に食べててって言ってたよ」


「了解!んじゃ、行きますか」


ってことで、みんな購買でパンを買って昼飯。

なんかこの学校って購買とかあんま混まないんだよね。

まぁ、人気のある商品はすぐに売れてしまうから授業が終わってすぐは混んでて大変なのだ。

だから、ちょっと時間がたったころに俺達はパンを買いに行くんです!!


「あれって椎名さんじゃない?」


「あ、ホントだ。流石亮介」


「ちょ、なにそれ」


「いや、やっぱ女好きなんだなぁ~と思って」


だって、椎名さんって結構遠くにいるんだよ?

その椎名さんを発見してしまうなんてすごいことだと思わない?


「お~い!椎名さ~ん!!」


おぃぃぃぃぃ!!

亮介、ちょっと調子に乗りすぎじゃねぇか!?

椎名さんと一緒にいる女子もこっち見てるじゃんか。

なんか亮平の知り合いだと思われたくない・・・・・

って、なんか椎名さんと一緒にいる女子の1人と目が合っちゃったよ。

すっげぇ気まずいッス。

ってか、なんかコソコソと話しているご様子。

あれれ?何故かこっちに向かっておりますよ?


「蒼太君達、一緒に食べよ」


「お、俺はいいけど」


なんか急な展開でついて行けません。


「俺は全然おっけ!!」


あらぁ~、亮介の目が輝いてるや。

って、他のみんなも輝いてるし!!


「一緒に食べよう!!」


美柑、テンション高ッ!!


「んじゃ、みんなで食べようか」


なんか、拓真が仕切ってるのが気にくわないけど、まぁ、いいか。

ってか、いたんだ!って感じだよね。

もしかして、拓真も空気キャラ?


ってな、感じでなんかすげぇ大人数で昼飯食べることになりました。


えーと、椎名さんと一緒にいる女子の名前は眼鏡をかけてる人が黒井響子くろいきょうこで、ちっこい人が鬼崎瑠那きざきるなだ。

ちなみに、クラスが一緒でみんなそれなりに仲がいいメンバーだ。


「赤城は食べ過ぎだと思う」


「そ、そんなこと言わないでよ響子ちゃん!」


「気安く名前を呼ぶな」


「ひ、酷い・・・・・俺ってそんなに嫌われてる?」


「う~ん、やっぱ、そうなんじゃない?」


「蒼までそんなこと言って!!」


「でも、蒼ちゃんの言ってること間違ってないよぉ~」


「グサッ!い、今のは効いた・・・・・」


「おっと、効果抜群で亮平のHPは残り1!!」


「なに、拓真が実況してるんだよ!!」


「いいじゃん、面白そうだったんだし」


はぁ~、みんなテンション高いな。

あの、テンションについて行けない人の方が多いってどういうことよ?


「お、おい、あれ石マッチョじゃねぇか?」


「あぁ?なに言ってるんだよ拓真・・・・・って、マジだ!!」


「そんなわけないでしょ、峯内も青木も変なこと言わないの・・・・・って、ホントだ!!」


あっ、黒井って結構ノリがいい人なんだ。

ってか、なにこのコント?って感じなんだけど・・・・・

まぁ、そのコントに俺もノッタんだけどね。


「おい!青木はいるか!!」


おっと、まさかの俺に用!?

どうしよう?なんか今行ったら確実にお説教タイムになりそうで嫌なんだけど。


「蒼太、石マッチョが呼んでるよ」


「なぁ、拓真、お前行ってきてくれねぇか?」


「はぁ?お前、馬鹿なこと言うなよ」


そうですよねぇ~、馬鹿なことですよねぇ~。

はぁ~、俺の人生もここまでか・・・・・


「青木!!」


「仕方ない、行ってくるわ」


俺は石マッチョのところへ行った。

案の定、今朝のことで怒られましたよ。

青南が押しかけたせいで俺にまでとばっちりが・・・・・

だいたい、俺から絡んだわけでもないのになんで怒られるんだよ。

など、色々と不満のある俺は石マッチョの説教がはやく終わるよう念じていた。


いやぁ~、長かった。おかげで、昼休みが終わっちまったじゃねぇか!!

石マッチョなんて嫌いだ!!もう、ホントに嫌だ・・・・・


「流石に蒼太が可哀想に見えたね、あのときは」


「でしょ?俺、完璧被害者なのに・・・・・」


「まぁ、元気だしなよ。それより深緒のことだけど、紫織ちゃんと仲良くしてたよ」


「おぅ、そうか。んじゃ、大丈夫そうだな。咲希、ありがとな」


「咲希ちゃんが途中でいなくなったのはそういうことだったのかぁ~」


「そうだよ、美柑」


「それならそうと言ってくれれば私も行ったのに」


「美柑はただ学校抜け出したいだけだろ」


「あはっ、バレちゃったか」


「あはっ、じゃねぇだろ」


「おぃ、蒼太!授業中に女子とイチャイチャしてるんじゃねぇぞ!!」


「してねぇよ!!!」


「あっそ」


「あっそっておい!!」


もう、気分屋の日比谷さんと話すの大変!!

あれでも教師だからね。

雰囲気は完璧にニートかパチンコで生活してる例のアレだよ。


「蒼ちゃんってなんかいじられキャラっぽいところあるよね」


「はぁ?んなわけねぇだろ」


「いや、あると思う」


「えっ!椎名さんまで!?」


「ほらほらぁ~、認めちゃいなよぉ~」


亮平のノリうぜぇー。

ってか、この頃、亮平より拓真の方が空気な気が・・・・・まっ、いっか。


そんなこんなで1日が終わり今は家!!


「お~い、深緒、熱あるか?」


「・・・・・もう、ないッス」


「そ、そうか、んじゃ、飯にするか。って、なんで美柑と椎名さんまで!?」


「私はガス止められてるからねぇ~」


「わ、私は美柑につれてこられて・・・・・」


「あのぉ~、美柑さん、どうして俺の家に来るのかなぁ~?」


「賑やかだから!!」


あらぁ~、元気の良いお返事ですねぇ・・・・・

あぁ~、食費がピンチ!!

今月やってけるだろうか?


まぁ、2人を追い返すわけにもいかないのでみんなで美味しく楽しくご飯を食べました。めでたし、めでたし・・・・・あぁ~、食費が・・・・・


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