これまでに登場した用語
■ ピュティシュ・アルマ
二十代~三十代ぐらいの女性をターゲットにした、イオニア・ブランド系列の服飾店。
大人らしい気品あふれる艶めかしさのなかにも、少女のような煌めきや、清らかさといったものが垣間見えるような、大人の女性のなかに少女性が同居する、そういった矛盾をはらんだ美しさをテーマにしている。
最近は親子でファッションに興味が持てるよう、店舗内にあらたに女児向けブランドを展開。フリルやリボンなどで飾られた可愛いらしいドレスやカバン、靴、子供向けの化粧品なども取り揃えている。
そのテーマも同様に、まだ子供でありながら大人になりたいといったような、そんな年頃の「背伸びをしたい女の子」向けに作られている。
■ ピィニア
ピュティシュ・アルマのウッドリッジ支店で出会える、七歳の女の子三人で構成されたモデルグループ。
幼い少女向けであるため、親しみを持ってもらいやすいよう「等身大のお人形」という設定になっている。
ビスクドールをモチーフにしていて、路地から見えるショーウィンドウのなかで接客をしている。
彼女たちの着る衣装は実際に販売される商品と同じ物なので、服を購入する層からも、着用イメージや合わせ方なんかを確認できるのでありがたい、といった声があがっている。
メンバーは甘ロリ・白ロリ担当のセーアと、ゴスロリ・黒ロリ担当のチェル、クラシカル・スチームパンク担当のフィノ。
店で取り扱っている服のジャンルは、以上の六種類。
チェルたちが来るまでは、甘ロリと、白黒のゴスロリ服しか取り扱いがなかった。
■ 人形師のお姉さん
ピィニアが作られた過程を童話風に描いた絵本(公式書籍。店舗内で販売中)のなかに出てくる、セーアとチェル、フィノを手掛けた人形師のお姉さん。
エチェットとククリアを足したような人物になっている。
■ 冒険者パーティー『暁の子』
エチェット・カルム・雄大の三人で構成されている、身内だけで作られた冒険者パーティー。
勇者一行としても有名なため、同じ冒険者からもかなり注目されている。
ウェスティンは学校を卒業したら冒険者になって、このパーティーの一員に加わりたいと思っている。
■ ウィルケンヴィネップス
十二~十九歳までのヤングアダルト層を狙った、子供向けのパンク・ロック系の服飾ブランド。
ピュティシュ・アルマとは違い、男女どちらの服も取り扱っている。
若者特有の反骨精神や自己アピールといった、不安定な時期にありがちな感情の爆発というものを、デザインに落とし込んでいる。
厳格な家庭からはあんまり評判の良いブランドではないが、ファッションに敏感な若者からは評価が高い。
アイドル路線ではやっていないが、いちおうモデルも数人いて、看板モデルを自称しているシェリナ・アンバードもそのうちの一人。
■ アズリア・アズ
冒険者向けの高級ブランド。
衣服よりも甲冑や兜、額飾り、軽装鎧といった、高級志向の貴金属製品やアクセサリー類を販売している。
神託者のアズリアが作ったブランドで、名前の末尾に付いている『アズ』は、彼女が前世の頃に呼ばれていたあだ名。
幼神の本編では、作中の29話にてその名が挙がっている。
■ シルクドリップキス
十代後半~二十代ぐらいの若い男性向けに作られたブランド。
雄々しくもセクシーで、大胆な雰囲気を重視している。本編で登場したアラン・レオナードの衣服も、ここのブランドの物。
襟の開いたシャツや露出度の高いパンツなど、個性的でセクシーなファッション・スタイルを求める男性層に支持されている。
男性モデルのアイドル的な売り方もしていて、あくまで商品を好きな層と、モデルが好きな層とで大きく分かれている。
ブランド名の正式な呼び方は、「シルク・ド・リップキス」。
「ドリップ(滴、滴る)」とも掛けている言葉で、絹のような、なめらかな口づけを意味しているという。
■ トライデント
シルクドリップキスの人気メンバー、シルス・ジュネ・ナファルの三人で結成されたモデルグループ。
ほかにも幾つかグループが存在しているが、なかでも特に人気を誇っているのがこの三人。
魚人の血を引くシルス、漁師の家系に生まれたジュネ、水属性の魔法を扱えるナファルで構成されているので、海に関連する名前である「トライデント」がグループ名に付けられた。
(※神界由来の言葉なので、意味を知らない人もけっこういる)
シルスは俺様系、ジュネは常識人な真顔、ナファルは頭脳系(自称)と、それぞれに濃い性格をしている。
四章の時点でセーアと交流があるのはジュネのみ。
■ ショーゴ・エーサト
ピュティシュ・アルマやアズリア・アズとおなじ、神託者が作った最古の服飾ブランド。
創業当初は腰に付けるポーチや帽子、外套などの小物ばかりを扱っていた。たったひとりのモデルとして、ロザリーヌという六十代の女性を起用している。
■ 反魂の導き
神託者と敵対している犯罪者グループ。
入れ墨の女など、神に対する冒涜をあえて犯すような人間が多く在籍している。そのことから、神の力を独占している神託者に対して反感を抱いているのではないか、といった推察がされている。
メンバーの体には、火の玉(霊魂)を持った手をデザインした、特徴的な入れ墨がどこかしらに彫られている。




