レビューを書きたいけど……
レビューを書きたいけど書けない。そういうことが多々ある。
パターンは大体よっつ。
1.文字数過多
一番あるやつ。文字数がはみでる。
けずると書きたいことを書けない。自分が伝えたいことを伝えられない。
結局諦めることが多い。
2.文字数不足
ミステリ要素、推理要素、どんでん返しがある作品でこれが起こる。
書きたいことを書いたらネタバレになってしまうが、省くと文字数が不足する。更に、作品の魅力を伝えられない。
そしてそれをカヴァーするだけの筆力がない。
3.以前のレビューと被ってしまう
これは避けがたい問題なのでなるたけ一番槍をつけに行く。
しかし面白い作品にレビューがついているのは当然のことなので、以前のものとは違う切り口で書こうともがく。
大概失敗して砕け散り、レビューそのものを諦めることあり。
このパターンで数ヶ月なやんでいた作品あり。
4.システムにブロックされる
まれにある。
システム的にレビューを受け付けてくれない。
コピー&ペーストで小説として保存しておき、時間をおいてから投稿すれば大丈夫なのだが、場合によっては非常にいらいらさせられる。
1は泣く泣く一段落まるごと消すなどでどうにかごまかすことがある。改行を減らす、普通漢字で表記しないものでも漢字で書く、「…」をひとつだけでつかうなど、ごまかす方法がまだある。
4も、時間さえ置けばいいのだからそれだけ待つ。忘れないように作品のURLもくっつけておけば安全。
その間に別のひとがレビューを書いて自分が一番になれなくても、ほかのレビューを書いていた自分の責任なので仕方ない。
深刻なのは2と3である。
ミステリ、推理、謎解き、どんでん返しのある作品はレビューすることが難しい。
へたなことを書いて作品の魅力を殺してしまいたくない。
しかし当たり障りのないことだけで「読みたいな」と思わせる程のレビューを書けるような筆力はない。
そもそも文字数が足りないので投稿もできない。
なんとか水増ししても、凄くわかりやすいかつ作品の特徴を捉えたレビューがすでについていたら、自分のレビューがもっと陳腐に見える。
ほかのひとのレビューとある程度被ってしまっていても、幾つか別のことを書いていたらもうそれでいいかと諦めるしかない。
ではどうすればいいのか?
積極的にレビューを書きにいくしかない。
まだレビューのついていない作品にレビューを書くかどうか迷っているひとにいいたい。
あなたが一番になったほうが絶対にいい。すでに沢山のレビューがついている作品にレビューを書くのは、なにも書かれていない作品に書くよりもよほど勇気が要る。
作者さまと交流がない? 気にする必要はない。その作品をおすすめできると思うのならば、どんどん書いたほうがいい。
という訳で皆さん、このエッセイにもレビューを書いて下さい。