プロローグ
この小説は、私作品であるXmate First Stories -世界の行く末-を投稿したらこちらを投稿という形にさせて頂きます。
※期間が空きすぎるならこちらを先に投稿させていただきます。
「日が暮れて来たよ、お家に入りなさい?」
「はぁーい」
「今夜は雨が降りそうね……」
キィィィィバタン
◆◇◆◇◆◇
「クフフフフ……魔王様……まずは、人間の魂を用意致します……さぁ行け、犬っころたち。」
「クフフフフ、せいぜい、逃げ延び、叫び、喚き、命を乞うがいいさ。人間ども。安寧が崩れるときをせいぜい愉しむがいい」
◇◆◇◆◇◆
「さて、そろそろ寝ましょうか」
「うん。お母さん、おやすみなさい」
そう返事をして、布団に入る。
『キャァァァァァァァァァァ!!」
!!なに!!どうしたんだろう?
「……お母さん今の何……?」
「……ちょっと見てくるわね、ここで待ってて」
そう言って、お母さんは部屋を出ていった。
何だったんだろう……?
『何だったんだ?今の声?』
『えぇ……そうね……でも、今の声確か、隣の……』
バギッ!!バギギッ!!
『ッ……!!俺の後ろに!!』
『グルルルォォ!!』
ドタンッ!!ドン!!バタン!!
突然の大きな音とともに、お母さんとお父さんの声が聞こえなくなる。
「ねぇ……どうしたの……?」
そっと扉を開けると、お母さんとお父さんがそれぞれ吹き飛ばされていて、両方とも赤い液体を流して倒れている。
「ッ……!!お母さん!!お父さん!!」
「だ……めっ!!こっち……へきちゃ!!」
お父さんは目を閉じてしまってたが、お母さんは目を開いて、自分にそう叫ぶ。
そんなお母さんの叫びを無視して、お母さんの元へ走る。
「お母さん……どうしっ!!」
突然横から突き飛ばされ、壁にそのまま激突し、意識が薄れていく。
お読みいただきありがとうございます