第1章 究極生命体アルティメットヒューマン
ビックバンによって宇宙が生まれたのと同時に数人の子供が生まれ、後にその子供達は「アルティメットヒューマン」と呼ばれるようになった。
その子供達の共通した能力として「何度死んでも0から復活出来る」という共通の能力が存在する。
そして終わりなき日常を歩むのである。
「気分はいかがでしょうか?王様」
「まあまあと言ったところだな」
二人の男が城から人人々の景色をながめている。
「やはりいつ見てもいいものですね、人々が苦しむ光景は」
「もはやこの異世界の中心とされるこの国は「蛇」である余が支配している。そして蛇である余の前では誰もを止めることは出来ない」
そして二人は不気味な笑い声を発する。
ここは異世界。惑星など存在しない無限に広がる空間である。
異世界は主に3つの都市に別れている。一年中冬という季節が続くとされている島「冷岩」異世界の田舎と呼ばれる「自岩」そして異世界の中心的都市とされる「赤岩」の3つに別れている。
「あの「噂」が本当なら...ここで修行して少しでも強くならないと!」
彼の名前は「レイト」アルティメットヒューマンの一人である。そして今彼は自然が豊かな自岩の危険な森で「ある目的のために」いつも死を覚悟して森で修行をしている。
この森は下級の雑魚モンスターから上級の最強モンスターといった様々な種類のモンスターが潜む危険な森である。
「あれは中級モンスターのリザードマンだな!」
木に隠れれて様子を見ていたレイトは自信の姿を現し、腰に着けている鞘から革命の剣「レヴォリューションソード」を引き抜き構える。
「確かこの後は...」
レイトはメモを見る。
「あいつの字、汚くてなに書いてあるのかわかんないな...」
待ちくたびれたリザードマンはレイトに近づく。
「あ!?ちょっと待ってね♪」
焦りながらもレイトはメモをもう一度見る。
「これか!」
レイトはメモの最後に「変身」と書かれた文字を見つける。
「変身!」
そう言うとレイトは「青き戦士」「装甲戦士アーマードバスター ナイト」に変身する。
「待たせたな!蜥蜴野郎!」
リザードマンは中距離から長い尻尾を振って、レイトに当てようとする。
レイトは当たる寸前でジャンプし、攻撃を回避して、空中でレヴォリューションソードのトリガーを3回押す。
「レヴォリューションスピア!」
レイトは剣先をリザードマンに向けて光刃を放つ。
リザードマンは光刃を自信の盾で防ぎ防御する。
その状態からレイトはリザードマンに「アルファスマッシュ」を放ち、ゴブリンを遠ざける。
リザードマンが後ろに下がる瞬間にレイトは着地してマッハでリザードマンの背後に回り、レヴォリューションソードのトリガーを2回押す。
「ライトニングスマッシュ!」
レイトは近づいてきたリザードマンに光剣を与えて、上半身と下半身をコア諸共真っ二つに切り裂いて消滅させた。
レイトはリザードマンの粒子をレヴォリューションソードで吸収する。
「よっしゃ!」
戦闘が終わったレイトは一時、変身を解除する。
「王様!」
「ラン!」
レイトの妹、ランがレイトの元へ走って来た。
「どうだった?」
「やはり噂通りでした」
「それって、つまり...」
「邪悪な「妖魔」が赤岩を支配していることです」
「やっぱりか」
「今の私達だけではどんなに強くなっても勝つことは出来ません」
「でしょうね」
「仲間を集めるのです。蛇に対抗するための手段として」
こうして蛇によって支配された赤岩と異世界の未来を救うため、レイト達は共に戦う仲間を作ることにした。
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