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バケモン倒すのが警察や、覚えとき  作者: 蘆屋 ククル
2/2

鏡句ちゃん保護者の道、1

「ねぇねぇ、鏡句ちゃん貴方は優しさと大人しさを知るべきだと思うのよ。」


鏡句と呼ばれた女は、首を傾げ質問した。


「ヤサシサを知れ、耳にタコが出来るぐらい聞きました。でも、やっぱり分かりません。どうせ一人の男を殺したらここから消える身です。ヤサシサなんていりませんよ。」


鏡句は、顔色を全く変えずだんだんと言い放つ。それを見た男、笹凪沙羅は、はぁ、ため息をする。


笹凪は今ではファミリアの頭、ボスである。

笹島がファミリアに入ったのは高校を出て、フラフラと流浪のみであった、金が無くなればその地の荒くれ者共を叩きのメシて金を手にするという生活を送っていた。


そんな生活をしているうちに外国、イタリアまで来てしまっていた。外国にいることになんの抵抗もなくフラフラしていた。


そんなある日、荒くれ者共をボコボコにしている時に横から吹き飛ばされる程の蹴りをくらい、吹き飛んだとこに寝転がりながら、蹴りをした男を見た、2m程の巨体にマルタのような腕ドラム缶のように太っているのではなく、筋肉が着いていると分かる体、男を見るなり即座に立ち上がり殴りかかった。


そこから大激戦の始まりであった。最後は笹島が男に跨りひたすら顔を殴りつけていた。何度殴っても意識が飛ばないため、どうしようか悩んでいたら、必死の女の声が聞こえ殴るのをやめた。


女に止められ、立ち上がった笹島は、渾身の一撃で殴っていたのに、すくっと立ち上がった男を見るなり、目をむくほど驚いた。


二人の話を聞くなり、なるほどと思った笹島はイタリア語で謝った。男は自分の手下達が笹島にやられているとこみて手下を助けんと笹島を止めた女とのデートを放り出し笹島に蹴りかかったらしい。


そして二人と(手下達は救急車で運ばれた)笹島は、カフェで金がないから、ボコボコにしていたと正直に話二人にそれはどうなんだと、目で訴えられた。


そんなこんなで三人はコーヒーを頼み、自己紹介をした、男はアロイージロ・ソデリーニ、女はルチア・ソデリーニと言うらしい、結婚していた。


そこからいろいろと話をして、アロイージロからうちのファミリアに入らないか、と誘われた。仕事は真っ当なものから裏仕事までやっているという。笹島はその金は私利私欲に使うのかと聞くと孤児院や、老後施設、公共の施設に使っているとの事、なんと今いるカフェも、開くのに力を貸したらしい。カフェの店長が嬉々として話をして割引券までくれた。


そのファミリアならいいかなと思った笹島は、明日ボスの所に行けるように頼み、二人と別れた。


翌日、待ち合わせのカフェで朝食を食べているとルチアが来てくれた。ファミリアのホームに案内してくれるらしい。


ホームにつき、 いかついイタリア人の歓迎を受けボスのいる部屋に着いた。ルチアがノックをして入る。笹島は後ろからついてはいる。


正面に仕事用の机に座り、優しい顔で迎え入れてくれた。男がボスらしい、後ろにアロイージロがついていた。少しの面接をしてくれとボスに頼まれた。


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