TSして男になったヒロインからきんたまの洗い方について質問が来た
至高なる同胞どもよ、ラグビーワールドカップで熱く燃えているか?
本日は異世界の主人公から質問が届いたので回答がてら解説するとしよう。
拝啓 日本各地での漢祭りもたけなわの候、至高なるガチホモ様におかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご指導ご鞭撻を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、唐突ではございますが、私こと異世界小説の主人公は、とある女神によって男性化されてしまいました。
目的は魔王を打ち倒し、その世界に平和を取り戻すことだそうです。
なぜ私がと苦悩する日々もございましたが、幸いながら仲間にも恵まれ、また、住民たちとの交流を深めていくうちに、私に魔王を打ち倒す力があるのでしたら、前向きに取り組もうと決心いたしました所存でございます。
しかしながら、実は私は早いうちから一つの悩みを解消できずにおります。
それは「きんたまの洗い方」についてなのです。
女性であったころは、成長とともに自然と女性器の洗浄については身につけてまいりました。
しかし唐突に思春期の男性器を突き付けられてしまった私には、いかに男性器を清潔に保つのかについては、全く知識がございません。
ネットでぐぐってみましても、女性器ならばたくさんのTS小説などに描写されておりますが、男性器についてはせいぜいが赤ちゃんの股間清拭程度の情報しか得られないのです。
こちらの世界におきましては、私は男性でありますから、今更仲間に男性器の洗浄方法を尋ねるわけにもいきません。
そんなことを尋ねたら、私はホモのそしりを受けること間違いないでしょう。
私にとってホモ認定自体は精神的異性恋愛ですので問題はないのですが、第三者に対して勇者がホモであるとカミングアウトしてしまうのは、LGBT問題が解決していない現状におきましてはリスクが高いと冷静に認識しております。
ここで私は至高なる存在に気づきました。
そうだ、至高なるガチホモ様に教えを乞うてみればどうだろうかと。
つきましては、書面にて不躾ではございますが、ぜひともガチホモ様にきんたまの洗い方について、なにとぞご助力ご指導を賜りますようお願い申しあげます。
かしこ
というわけである。
ここで我は猛省した。
確かに成人男性器の洗浄方法について明文化された書物は存在しないということをだ。
なのでよい機会であるので、微力ではあるが我が成人男性器の洗浄方法について解説しよう。
成人男性器といえば、その花形は矛である「ちんこ」と、盾である「きんたま」である。
「ちんこ」の存在意義について排尿以外の役割を詳しく解説すると、運営から赤紙が届くので割愛することをご容赦されたい。
さて、前述のとおり男性器は「ちんこ」と「きんたま」で構成されている。
ちんこの洗浄については、成人男性ならば自然に身につけるであろう。
右手でちんこを握って前後運動をさせることによって。
唯一の注意点としては、ちんこの先から一旦くぼんだ部分に汚れ(恥垢)が溜まりやすいので、特に仮性包茎の場合は都度皮をむいて洗浄する必要がある。
一方で「きんたま」については成人後に風俗で経験しない限りはなかなか洗浄について気が回らないであろう。
恐らく質問者である勇者も、仲間に連れられて行った娼館もしくは手練れの女性メンバーに舐められてから初めてきんたまの洗浄について真剣に考え始めたのだろう。
この辺の気配りは元女性ならではのものであると感心する。
それでは本題に入ろう。
きんたまを洗浄するには、きんたまぶくろを膨張させる必要がある。
なぜならば、キュッとしまったきんたまぶくろは皴の間に汚れを抱え込んでしまっている恐れがあるからだ。
キュッとしまった状態は、自然男子であれば小学校の水泳授業などで唇が紫になるほど体が冷えた際に、ちんこときんたまもあり得ないほどに収縮している状態、これは「ドリルちんちん」と命名されているが、すべからくこれを経験しているので想像がつくであろう。
しかしながらドリルちんちんはウイーン少年合唱団と同様、思春期前の未成熟なちんこにのみ許された至高のスタイルなので、TS男子が再現するのは事実上不可能である。
ではどうするか。
TS男子はきんたまを氷水に漬けてみるのだ。
さすれば、ドリルちんちんは不可能でも、キュッとしまったきんたまぶくろを経験することは可能である。
次に収縮したきんたまぶくろを温水に漬けてみるがいい。
きんたまぶくろは春に氷河が徐々に崩れ落ちるがごとく、ゆっくりとその表面積を広げていくであろう。
その状態になったら石鹸で袋の表面を磨くのだ。
女性器は湿式のため、たっぷりの石鹸でごしごしこすると、翌日は歩けないほどに股間の痛みを感じるのであろうが、乾式である男性器はこすればこするほどその強靭さを増していくのである。
きんたまぶくろから尻穴へと続く道、通称「蟻の門渡り」もごしごしと洗ってやればよいのだ。
但し注意点が2つほどある。
ひとつめは「こするのは良いが叩くのはだめであること」
きんたまぶくろの柔軟性に反し、きんたま自身は非常にデリケートである。
疑うのであれば試しに親指と人差し指でつまんでみるといい。
その先にある激痛を容易に想像できるであろう。
ふたつめは「尻穴までこすってはいけないこと」
ちんちんからきんたまぶくろ、蟻の門渡りまでは、前述のとおり男性においては乾式である。
なのでタオルだろうがへちまであろうが軽石であろうが存分に試すがよかろう。
しかし尻穴は乾式とはいいがたい。
上級者でなければいきなり尻穴をこするのはやめておいた方がよいだろう。
どうしても興味があるというのならば石鹸やワセリンなどの潤滑剤を指先に塗ってやさしく使用することをお勧めしよう。
元女勇者のおかげで、こうして皆にもきんたまの洗い方を紹介できたのは僥倖である。
場合によっては洗わないで向かい合うという選択肢もないわけではないが、そこはTPOをわきまえるのが前提である。
それでは、異世界で元女性の勇者が気持ちよくきんたまの裏を洗浄できることを祈りながら今日はお別れとする。
また会おう。