徒然その9 起承転結で必要なことは
削ること!!
ごるぶらのプロトタイプはもっと混沌としていました。
目的の見えない悪霊退治。魂回収。キャラクターがばらばら。設定も混沌。
愁一は記憶持ちなのに力が使えない矛盾。鏡一狼は違うキャラクターで微妙に愁一と被り、英治は英治で独立し過ぎていました。
キャラクターも多すぎた。
魂送師、狩師のモデルは村上春樹の世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド。
ワンダーランドで二つの組織に別れている感じを読み、これだ!!と今の形になりました。今でも結構影響受けてます。好きな小説ですね。年代的に30代男性向けなんですけど、物語の構成がとても参考になります。
そこから、キャラクターの役割を削り、役割を明確にしました。
愁一は悩み決断する主人公。
英治は優しい黒幕組織。
ケイは愁一のヒロインではない。
鏡一狼はごるぶらの頭脳。
月臣はごるぶらの側面。
桂一は見守る愉快善人。
カイウスは物語の明るい部分。
義輝は愁一の側面。
ユリウスは海外面。
マリリンは物語の王。
舞台が広いので、最低限で必要なキャラクターになるよう削りました。
今はそこそこ気に入っています。
メインに男性が多いのでゲストとして女性キャラクターを登場させやすいからですね。
変な絡みもありません。
脳内プロットはもっと混沌ですね。
書く時にかなり整頓して削ります。その方法は大学時代にプロの作家さんから学びました。
先述の通り、私の物語の構成は二次創作時代に習得したクライマックス法です。クライマックスが先にあり、最初があり、中を決めます。その方が物語の破綻が少なく伏線の導入利用が簡単だからです。
特に後半は著明ですね。慣れもあるでしょうけど。
どんな部分を削るのか、と言えば読んで邪魔な部分は大体削ってしまいます。主人公がふらふらしたり、物語に必要ない女子と会話したり、そういう部分がごっそりです。
代わりに登場人物の心情が分かるシーンはなるべく入れるようにしています。
どういう訳かそれであの長さは舞台説明ですね。
一度短編でどうでしょう?クライマックス法。
クライマックスが決まっているので序盤がかなり楽しく書けます。これも利点。
さて九章はプチファンタジーでした。
十章はどうしようか結構混沌としていたのですが……結果、プチVRになりそうです。
まぁ、ごるぶららしい話だと思います。
ストーリーの本筋さえ逸れなければ章で~風に出来るがごるぶらの強みですね。
私は変身って結構好きです。ストーリーを読めば分かりますけど、こう、好きな変身ラインがあるんですね。それがテーマかな。
今は丁度半分ぐらい。
挿し絵も同時進行を考えると来週が更新期間かな。
クライマックス法、最新更新ではないから可能と言えば可能ですね。
随時更新ではちょっと無理です。あ、こっちの方が~と皆さんが悩むのも分かります。
私は先に出来ちゃってますからね。
クライマックス法の利点はおおむね理想的にストーリーが作れる。
欠点は更新が不定期。