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徒然その5 私はお寿司のガリを目指します

転生チート魔法異世界ファンタジーじゃないなろう小説なんてぇあるのかい?


ワシじゃよ。



死ぬじゃん。

死ぬじゃん。

今すぐ死ねる?

生き返ると異世界へ行けるよ?

死ねる?

家族ペット友達さよならバイバイ。


……可笑しくない?

生死が軽くない?

チート魔法も付けちゃうよ!!

記憶もあるよ!!←別世界なのに?いらねーじゃん!


知らない世界なのに人生楽々モードでーす!


周りは馬鹿ばっかで主人公アゲアゲでーす!!

ヒロイン即落ちです。巨乳美少女でーす!!

みんな『わー!主人公すっごーい!!』

主人公『この世界で英雄になってうはうは!!今まで?ヒッキーだったから知らんよ。戻らねーし』←コミュ症ヒッキーが何で今別世界で人気者だよ。


パワーis正義!!


そりゃあ、楽だ。


でも、そういうのもういっぱいありますから。いいじゃん。たまには。ちょっとひねくれた物があっても。

寿司のガリみたいにさ。ごるぶらはそんなイメージです。

美味しいもの食べ過ぎちゃった。飽きて来たぞ。ちょっと違うの食べてみよ。はい、どうぞ。

あ、また美味しいものが美味しいと感じる気がする!!

それがごるぶら!!



普通はなろうで追及しない。『死』を追及したのがごるぶら。普通はあ、オレ死んだ!異世界だ!やっほーい!から広がるストーリー。


でも、そこの『死』の因果をわざわざ探求しているのがごるぶらなのです。

普通の転生ものはそこの部分は考えません。すっ飛ばします。

遺族も何もかも。

神的なパワーがどうにかしました。

輪廻転生なんてへーき、へーき。死体?葬式?知らんよ??

ごるぶらはどうにか出来ません。

へーきじゃありません。

その役目である上杉英治が既に過労。

この物語の根本は『安楽の永遠性』の否定なのです。


難しいことはない。生があるから死がある。死があるから生がある。


『罪』があり『地獄』がある。


流行した異世界転生チートファンタジーが否定した全てがあるのです。

そして異世界転生チートファンタジーがあるべき全てが無いのです。


主人公は転生出来ます。でもしない。

しかも記憶はない。思い出さない。

そして『転生せずに普通に生きて死ぬ』という人としての生き方を選びます。

主人公は戦います。しかし他人、大衆の為ではありません。目の前の『罪』を断絶する為です。

その因果を絶つことが主人公の戦いです。

英雄なんかじゃありません。



ごるぶらにも縛りはあります。

下手なカタカナ用語は出さない。

細かい地名は出さない。

常に側面を意識する。

人がいるから物語があり、人の物語があるから人がいる。

テーマの一貫性。


今は物語開始秒で『魔法』って言葉が簡単に出ます。でも私は思うのです。『魔法』が全盛期だった時代は火が出れば魔法。水が出れば魔法。生き返れば奇跡。もっと簡単だったのです。


今の時代で火なんて簡単に出ます。水もそうですね。願いがどんどん複雑化しています。

単なる無機物の願望器が、術式がそこまで理解して人の願いを叶えられるとは到底思えません。


つまり、リアリティーがどんどん離れているのです。


わー、転生したー!すっごーい!!魔法が使える~。オレつえ~。

んな訳あるかい!!

もっと複雑な感情だぞ!!

記憶がない愁一ですら四苦八苦しているのです。


だから私はあんまり『魔法』って好きじゃないのです。

オリジナリティーがあって、近代的なプログラム法とギミックしているような魔法は好きです。縛りがあったりね。

『願いを何でも叶えられる』ってのも好きじゃありません。叶えた所で個人の自己の満足です。

他人が不幸になって自分が幸福になることだってあるのです。

ただ、一人の願いでその人は生き返ったけどそっちは死んだ。

自分は異世界転生した。

理不尽ではないですか。

生と死は個人のものです。生き返って良かったのか、そんなことは本人にしか分かりません。

大衆が正義。少数は悪。それもおかしいです。だって逆も有り得るのです。中途半端に関わって、悪か正義かも分からない何かを救って何が正義。


つまり、私はとーってもひねくれているのです。

博愛主義故にひねくれているのです。

常に物事の側面を意識してしまいます。


親戚の骨を拾いました。

ペットの死を看取りました。

大学病院で多くの死体を見ました。


死とは軽いものではないのです。

死ねば肉体はただの器です。醜いものです。それを理解しました。


私はこれからも簡単な異世界転生チートファンタジーは書きませんし、書けません。


物語開始秒でカタカナ造語オンパレードされると頭痛がアイタタタ……。


カタカナ場所、建物、人。ある意味凄いと思います。私には到底無理です。

それを説明しなければならないのです。

どっかにあるどこかで、どこどこって名前でここはギルドよ!!

さあ!冒険者よ、登録よ!!……すっごーい!!能力値が軒並みEXよ!!


実はここはVRよ!

実はここは魔王軍団よ!

実は自分転生三回目っす……。


……はぁ、そっすか……。


ある意味、そういうものを楽しめるのは羨ましいですよね。だっていっぱいあるもん。



所で、何故アニメ化された主人公は皆様同じなのでしょう……。


中肉中背、セミロング、紫の髪、ちょっとアホ毛、何故かモテる、幼馴染み(負け率高し)、絶対に美女が絡まれている。口調がウザイ、フェミニストぶるくせに思考はエロい。偉そう。

女ならだれでもOK!!幼女(合法)


現実でモテるのか!?


ヒロインもヒロインだよ!!冒険者のくせにその露出度は犯せって言っているようなものじゃん。

何故、パッと見ただけで主人公の能力値が分かる。

ポジションキャバ嬢じゃん。(隣にいるだけ。付き合ってない)

エルフ=エロ

けも耳=エロ

幼女=合法

ひんぬー=ひんぬー

ギルドの受付嬢=おっぱい

妹=主人公ラブ

姉=主人公ラブ(口うるさい)

後輩=主人公ラブ

先輩=ツンデレ(主人公ラブ)

二十代以上の女=謎の情報くれるエロい人

仲間の男=途中どっかでかっこよく死ぬか敵に捕まる

だいたいみんな主人公より知能が低い。そもそも主人公の知能が低い。

タイトルがめちゃくちゃ長い。タイトルじゃなくてそれあらすじや!!



無論、例外もあります。私はそんな例外が好きです。最近ちょっとスコッパーの気持ちが分かります。




私はこれからもお寿司のガリを目指しますよ、ええ。


ごるぶらの元々は少年青年漫画です。だから男性八割、女性二割。

少年漫画は女性キャラ少ないですからね。

アクションホラー?、時々ミステリー要素があるんですね。

主人公の愁一より賢いキャラクターもたくさんいますし、むしろ彼は尋ねるポジションです。



しかし、なろう歴も少し長くなりましたが、中々面白いです。知らないルール、闇、色々あって。

最初に絡んでくれた方々がとってもいい人達で本当に良かったです、感謝!!

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