微睡みの爆弾その二
はい、進捗だめです()
モノは出来てるんですがねぇ…誤字脱字さんが無限にぴょこぴょこみつかるぅ…助けて(懇願)
レイピアから飛び出してきたのはため息を実に多く含んだ痛みの告白だった、 縋る様に言い終えた彼女から力が抜けて椅子の背もたれに背中を預けるように座りこむ。
逃亡からの罪悪感、親を否定した自分への衝撃は僕には計り知れないけれど、「誰とでも仲良くしなくてはいけません」なんていう幼年の閉鎖的空間にありがちな価値観を彼女は実に素直に受け止めている証拠だと僕はこの時分かっていなかったが、少なくとも僕はこの後、「誰とでも仲良く」なんていう大人達だって誰も守る気もない絵空事を彼女に吹き込んだ奴を許せる気がしなかった。
「涼くん、涼くん…私はあの場所にやっぱり帰らなくちゃいけないのかなぁ、きっと、きっと…私が見つけちゃったのがいけないんだよね?」
駄目だ、予想以上に事態は急を要したしレイピアの目は焦点が虚ろを向いているのを見てとんでもなく深刻だった事に僕は気づけていなかった…。
この子は今見なくていい傷口を自ら広げている、「綺麗事」の夢から覚めて矛盾を見つけてしまったが為に許容していたこれまでの日常が異常なものだと今確信してしまったのかもしれない。
違う違う、そんなことばっか考えている暇があったらとっととどうにかしろよ日陰者。
これは…素直に受け止めてあげるのが一番いいのだろうと僕ははっきりと言い放つ、
「君は悪くなんかない、大丈夫だから」
正しさなんて投げ捨ててしまえ、それでこの子はこんなになるまでに追い詰めてしまったのだろう?
僕は当初の目標から外れてとうとうレイピアの味方になってしまったがまぁこれはこれで予定調和な気がする、どっちにしろ遅かれ早かれの問題でしょ?
「落ち着かない気持ちの時とか不安に駆られたときにはいつもの全く違うことをするのがいいってどこかで聞いたことがあるけどどうする? レイピア、やっぱり映画見よっか?」
誰とでも一番を作らずに無関係に平等に距離を置くのがいいと分かっていたはずなんだけど…人生は自分の思い道理にはならないものだよ、絶対そうさ。
実は僕が嘘を込めた台詞を吐くのはどうでもいい奴との時だけなんだ。
「そ、そうだねー!! そうしよー!!お茶とお菓子を用意しよ!ごめんね、なんか取り乱す様な事しちゃってえへへ…」
何事もなかったことには出来ないけれどレイピアの中で一度落ち着きを取り戻す事ができたようだが、台所へ向かうレイピアに向けて僕は残念なお知らせをもう一つ突きつけなくてはいけない、
切り出すのに一々リソースを割かなきゃいけない僕のことだから何かに付けて不精するに決まってるからね、素直に伝えてしまおう。
「…レイピア、君がちょっと外出している間にちょっとお客さんが来たんだけどその人がね、「僕達の」知り合いじゃなかったんだ」「へぇ~、学校の人とか?」
「…うんうん、全然関係のない人だったんだけどその人ね、僕に探してるものを手伝ってほしいって言ってきたんだ」
「む? それはちょっと不思議だね、落としたのはよほど大事なものだったのかな?」
「その人ね…大事な人を探しているだって…それで僕に協力してほしいって人を頼りにここに来たって言ってた。」「んん? 話が良く分からなくなってきたんだけど?」
お茶は結局パックの紅茶になり、居間の小さな机の上にマグが2つ並んだけどこれは僕の私物じゃないな。
「よーし!!それじゃやっぱり映画を見よう!! 涼くん準備おねがいしまーーす!!」
あ、やり方分かんないのね。 この箱入り娘さんめ…仕方ない、準備はやってあげるとしよう。
やれやれと思いながらも次に打ち明けることを頭の中に留めておいてDVDとステレオの接続をやってみることにした。
「どんなお話なのかな? ワクワク!!」
「…さて、それではレイピア、映画が始まる前にさっきの話の続きしてもいいかな?」
部屋を訪れた少年とレイピアの関係性が有るのか…無いのかはっきりさせようじゃないか。
だって僕が気になるからね!!
次回へ続く!!
短め連投ですみません…描いたから許してヒヤシンス




