北閉鎖病棟4階の音匣
三日三晩虹色のジンタが己の頭ン中で囃子を興していたのです、己は五月蝿いのはどうも苦手で、頼むから止してくれよぅと哭きながら懇願しても彼奴らはケタケタと嗤いてんで去ってはくれないのです、今もチャンチャンガヤンとあまりにも患わしく囃すから、もう己が何したってェ云うんだよう!とジンタの中の真っ赫な旗手を擲った、そしたらば奴等はシンと熄え去つて遺ったのは室の柱に流血した拳を打ち付ける僕、だけ。
僕は気が違ってしまつたのでしょうか?ジンタ、ジンタか慴ろしい。
三日三晩虹色のジンタが己の頭ン中で囃子を興していたのです、己は五月蝿いのはどうも苦手で、頼むから止してくれよぅと哭きながら懇願しても彼奴らはケタケタと嗤いてんで去ってはくれないのです、今もチャンチャンガヤンとあまりにも患わしく囃すから、もう己が何したってェ云うんだよう!とジンタの中の真っ赫な旗手を擲った、そしたらば奴等はシンと熄え去つて遺ったのは室の柱に流血した拳を打ち付ける僕、だけ。
僕は気が違ってしまつたのでしょうか?ジンタ、ジンタか慴ろしい。
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