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第一章 第零話 王者の世界 (設定編)

※本話は設定および背景紹介です。物語の本編は第1話から始まりますので、お好みで読み飛ばしていただいても問題ありません。


これは、ある宇宙の物語だ。


一つの次元の中には無数の宇宙が存在し、その中でも特に注目されているのが【塵世】と【逆世】の二つの宇宙である。これ以外にも未発見の宇宙があるとされているが、その詳細は未だ解明されていない。

________________________________________【塵世】とその秩序

【塵世】には七つの領域が存在する。それぞれの領域では最強の者が王として君臨し、領域全体を統括している。そして、そのすべてを統べる存在が【創世帝】(そうせいてい)だ。創世帝は宇宙の真理の具現化であり、その象徴たる十二守護神の最強の護衛として、塵世の平和を保つ役割を果たしている。

創世帝の地位は、歴代の王の中から選ばれる。だが、その選出過程は決して平穏ではない。創世帝の強大な力を得るためには、熾烈な戦いを経て他の王たちに実力を示す必要がある。そのため、この地位を巡る争いは塵世の歴史の中で多くの血を流してきた。

さらに、塵世には【滅世帝】(めつせいてい)と呼ばれる存在もいる。その力は創世帝に匹敵し、十二守護神の一部から加護を受けている。しかし、滅世帝が創世帝の地位を奪った例は、数百億年に及ぶ塵世の歴史の中でもただ一度だけだ。

________________________________________【逆世】の脅威

【逆世】についての情報は極めて限られている。それは塵世から逆世への行き来が不可能であるためだ。唯一知られているのは、逆世の悪魔たちが語る断片的な情報だけである。

かつて逆世には多種多様な種族が存在していた。しかし、現在ではそのすべてが【滅世帝】の手によって悪魔と化し、その支配下に置かれている。悪魔たちは滅世帝から与えられた力を使い、塵世への侵攻を狙っているが、同時にその力の代償として滅世帝の命令に背けば身体が崩壊し、すべてを失う運命にある。

塵世においては、七つの領域が互いにバランスを保っている一方で、逆世は滅世帝の完全な支配下にある。この悪魔たちの目的は明確である——他の世界を破壊し、その住人たちを悪魔として同化させること。

________________________________________

各領域の紹介

塵世には七つの領域が存在し、それぞれが独自の文化と特色を持つ。以下はその詳細だ:

________________________________________

【光の領域】

【光の領域】は、塵世の中で最も美しく調和の取れた地域とされる。この領域には平和的な種族が多く、光属性の魔法を主に使用する。その美しい景観と穏やかな環境は、他の領域から訪れる者にも人気が高い。

•特徴: バランスの取れた地形と環境、光属性の魔法に長けた住人。

•所属する銀河群: 二つ。

•兵士: 約3400億。

•人口: 約27兆。

________________________________________

【氷の領域】

【氷の領域】は、果てしない雪原と巨大な氷山で構成された地域だ。その住人たちは氷の属性に特化し、個々の戦闘力では塵世の中でも指折りの強さを誇る。しかし、他の属性との相性が悪いため、孤立することも少なくない。

•特徴: 厳しい環境、氷属性に特化した種族、個々の戦闘力の高さ。

•所属する銀河群: 一つ。

•兵士: 約3000億。

•人口: 約7.2兆。

________________________________________

【風の領域】

風の領域は、自然と調和した美しい景観を誇るエルフとエレメンタルの故郷だ。青々と茂る森林、澄んだ湖、そして荘厳な白い城が広がり、訪れる者を魅了する。エルフたちは魔法の使い手として知られ、特に風属性を中心に多彩な魔法を操る。一方、エレメンタルたちは自然そのものと一体化した存在であり、盟約を結ぶことで風の領域の軍団に参加している。

•特徴: 自然と調和した文化、多彩な魔法能力。

•所属する銀河群: 三つ。

•兵士: 2兆。

•人口: 65兆。

風の領域はその文化的な豊かさゆえに、塵世の中でも魔法研究において高い評価を受けている。他の領域から訪れる魔法使いも多く、ここで修行を積むことが名誉とされている。

________________________________________

【炎の領域】

灼熱の大地と荒涼とした風景が広がる炎の領域は、リザードマンやオーガ、さらには猛獣たちの生息地だ。ここでは破壊と戦闘が文化の中心となり、彼らはその厳しい環境で生き延びるために強靭な肉体と戦闘技術を発展させてきた。

•特徴: 荒々しい環境、破壊的な戦闘文化。

•所属する銀河群: 二つ。

•兵士: 7000億。

•人口: 5兆。

彼らが暮らす惑星には火山や砂漠、荒れ果てた丘陵が点在し、自然の美しさよりも荒々しさが目立つ。その一方で、リザードマンたちの絆の強さや、仲間を守るための忠誠心は他の領域でも一目置かれている。

________________________________________

【闇の領域】

暗く冷たい光が支配する闇の領域には、アンデッドや魔族が生息している。この領域の住民たちは闇属性の魔法に特化し、不気味で独特な雰囲気を醸し出している。

•特徴: 闇属性の魔法への特化、独特な文化。

•所属する銀河群: 一つ。

•兵士: 8000億。

•人口: 4兆。

闇の領域では、赤い雨が降ることがある。それは魔術の儀式で捧げられた生贄の血液と言われ、領域全体に神秘的で恐ろしい印象を与えている。

________________________________________

【雷の領域】

轟音と閃光が絶え間なく続く雷の領域。この領域は雷の属性を操る者たちの拠点であり、激しい嵐の中で鍛えられた彼らは驚異的な強さを誇る。

•特徴: 雷属性の魔法の使い手、厳しい環境への適応。

•所属する銀河群: 一つ。

•兵士: 3200億。

•人口: 1.1兆。

雷の領域では、雷鳴が絶えず響き渡るガス惑星が多く見られる。その激しい環境は他の領域の者たちにとって過酷だが、住民たちにとっては力を磨く場であり、その結果として塵世でも屈指の実力を持つ戦士たちを生み出している。

________________________________________

【龍の領域】

塵世の守護者として崇拝されるドラゴンたちが住む龍の領域。この領域は異空間に存在し、外部からの侵入は極めて困難だ。金色の大地と浮遊する島々が広がり、それぞれの島には属性を象徴する色の湖が存在する。

•特徴: 異空間の神秘的な領域、圧倒的な力を持つドラゴンたち。

•所属する銀河群: なし。

•兵士: 12億。

•人口: 12億。

ドラゴンたちは他の種族よりも圧倒的に長寿であり、その知識と力は計り知れない。彼らは塵世の守護者として戦争には関与せず、領域内の平和を保つことを重視している。

________________________________________


これらの領域は、十二の属性【炎】【水】【氷】【木】【雷】【風】【土】【光】【闇】【龍】【無】【幻】の力によって繋がれ、互いに相生・相克の関係を持つ。それぞれの領域の住民たちは、この関係を利用しながら、時に競い、時に協力し合い、塵世の平和を保っている。


力はこの世界に痛みと栄光をもたらす。すべての存在が欲望と理想を求めて行動し、この宇宙は無限の紛争と可能性に満ちている。


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