夕暮れと木立ちと薔薇の花
夕暮れの空の
緋色の雲の上で
妖精たちが舞っているよ
小さな声で笑いあって
白い綿雲のお花を
あちらこちらに散らしているよ
どこへ翔けていくの
地上では
薔薇の花の精が
お空を見上げて
うっとりと
夕方の響きに
耳を澄ませていたよ
葉っぱまで茜色にしながら
緑の木立ちが
それを優しいまなざしで
そうっと見守っていたよ
梢や葉に
静かに影をまといながら
お空の色を
映しながら
東の空には
お月さまがみているよ
おやすみ
おやすみ
明日は今日より
きっといい日になるよ