僕の暴君な幼馴染
「あんたのものは、私のもの。私のものも、私のもの」
僕の幼馴染は暴君だ。
今日も当然のような顔でそう言いながら、僕の部屋で、僕が買ってきたお高いアイスを勝手に食べる。
「でも……私はあんたのものなんだから、別にいいでしょ?」
そして、少し不安そうな顔で、スプーンを咥えて上目遣いにそう続けるのだ。
まったく、僕の幼馴染は暴君だ。
そんな顔されたら、怒るに怒れないじゃないか。
僕は、一生この暴君に勝てる気がしない。
このあと、アイスの代わりに幼馴染を(言わせねーよ!?)