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4.アリシアの夜。

幕間的な?

今日はもう一話更新予定で。

応援いただけますと執筆速度が跳ね上がります!









 アリシアは宿のベッドに転がりながら、あることを考えていた。



「あのレオという方、どこか不思議な感じがします……」



 それというのも、今日の事件によって居場所を奪われた自分を助けてくれた一人について。彼はあまりにも王城の内部に詳しかった。

 それはもう、一度その中で過ごしていたかのように。



「でも、あのような方は記憶にありませんし……」



 アリシアは必死に記憶を手繰ってみる。

 だがやはり、レオ・リート、という人物は出てこなかった。それもそのはず、彼は今日初めて王都を訪れたというのだから。

 ギオという、一緒にいた青年がその証拠だった。

 あの大柄な彼の言葉に、嘘は感じられない。



「それなのに、どうして……?」



 そう、確信できるレベル。

 それだというのに何故、自分はレオの素性を疑っているのか。

 その最大の理由は、あくまで感覚でしかない。王城の内部というのも、人伝に訊けば分からないことのない。それが、セキュリティ的にどうなのかは、置いておいて。


 とかくアリシアの喉に引っかかっていたのは、レオという人物そのものだった。



「彼は命の恩人です。ですが――」



 ベッドシーツを軽く握りしめながら、彼女は眉をひそめる。

 そして、どこか緊張した声色でこう言うのだった。



「警戒、しておいた方がいいですね」――と。




 そう決めてから、彼女はゆっくりと目を閉じる。

 意識をだんだんと闇の中へ。



 さぁ、明日は大切な一日になる。

 そう気持ちを切り替えながら……。



 


頑張って本日中に更新しますー!!!



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