プロローグ 縛りプレイ動画投稿者、死す。
初めまして、異世界転生。
というわけで新作です。
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「ふぅ……、やり切った……!」
――2020年某日。
俺はとあるゲームの動画を収録していた。
その内容というのも、ゲームのノーダメ縛りというもの。簡単に言えば、プレイ中に攻撃を受けたらやり直し、というプレイングだ。
普通のゲームはもちろんのこと。死に覚えゲーと呼ばれるものから、初見殺しゲーと呼ばれるものまで。
俺にかかれば、こうも簡単にクリアできてしまう。
ドヤァ……!
「ま、まぁ……」
それ以外に、取柄なんてないんだけどな。
新卒で上場企業に入社したは良いが、そこで早々に鬱になり退職。三十路手前になる今まで、親のすねをかじってきた。
日々をゲーム動画の収録に費やして、引きこもる毎日。
親からは呆れられ、兄弟からは煙たがられていた。
「……はぁ。さっさと、よう〇べに投稿しよう」
考えたら、考えるだけドツボだ。
俺はそう思って、動画の編集作業に移ることにした。その時だ。
「う、ぐ……!?」
胸が、急に苦しくなったのは。
吐き気や眩暈に見舞われて、視界がだんだんと不鮮明になっていく。
これって、もしかして――。
「げほ、げほっ……!?」
心臓発作、ってやつか?
息ができない。
次第に意識も薄れてきた。
そして、最後は闇の中に落ちていく感覚で。
「ぁ……」
なにも言い残せず。
誰にも見送られず。
俺の生涯は、こうして幕を閉じた。
◆
まったく、詰まらない人生だった。
取柄といえば精々、ゲームをコツコツやりこんで縛りプレイをすることぐらい。それである程度は、ネット上で称賛の声を集めることはできた。
でも、それは所詮――ネット上で、だ。
リアルじゃない。
現実の俺は、とにかくみすぼらしかった。
ゲームの世界では英雄と崇められても、その中身は詰まらない男。
でも、こんな終わり方はあんまりだろう。
もし、どこかでやり直せるのなら。
それこそ、ゲームのような世界でやり直せるのなら、俺は――。
『承認しました』
――え?
そう思った時だった。
不意に、そんな声が聞こえた気がしたのは。
『生前の記憶から――【絶対回避】と【完全無敵】のスキルを付与』
なにが、なんだか分からない。
理解が及ばないうちに、今度こそ俺の意識は闇の中に沈んでいった……。
しばらくは、頑張って複数話更新します_( _´ω`)_
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