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大魔王の元で働いた奴の末路  作者: 魔王の元で働いた事のあるデストロイデゾーマ
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魔王の元で働く

魔王の元で働く…すごい展開だね。

それは、ヤバい見た目をした奴だった。

例えるなら潰れたハンバーガー並にヤバい奴だった。


まず羽を生やしており、大きさは8mぐらい、なさらには両手にハンバーグを握っていた。


ハンバーグに関しては意味が分からなかった。


奴は叫んだ。

「ハンバァァァァァァァァァァァグ!!!」

どこかで聞いたことがあるような気がする。


そして奴は落ち着いてこう言った。

「我は魔王だ。お前にはここで働いてもらう。」

展開が唐突すぎる。俺はこう言った。

「カエリマス サヨウナラ」

そして帰ろうとしたが、帰れなかった。

多分漫画とかでよくあるあれだ。

来たら帰れないってやつだ。

「残念だったな。お前が現世に戻るためには、5年間ここで働かなければならない。」

魔王は見下すかのようにそう言った。

「たったの5年間か!それなら全然…」


ん?待てよ、5年間?

5年間…1年は365日、うるう年は366日

365×5=1825…1825+1=1826…1826日…

よく俺8歳なのにこんなに計算出来るな。



ていうか、、、 1826日???


いやいや、ヤバすぎるだろ。魔王の元で1826日働くんだぞ?ていうか、なんで俺を選んだんだ?

「なんで俺なの?」

「天の神様(たまにやる、「どれにしようかな天の神様の言う通り」)で決めた。」

「え?天の神様が決めたの?じゃあつまり俺は天の神様に認められたってことだよね!?俺凄すぎ!」

魔王は思った。

(なんか勘違いしてるけど別にいいか…)

一方俺は、

(天の神様に選ばれたって!めっちゃやる気出てきたぜ!)

てな訳で、今に至る。

働くのは、今はもう慣れてきたが、昔は大変だった。今から1日の仕事を教えよう。

午前5時30分

起床

午前5時35分

朝食作り

午前6時5分

朝食(白ご飯・味噌汁・水のみ)

午前6時15分

歯磨き・顔洗い・着替え

午前6時25分

魔王の店・魔王ショップの接客(給料100円)

午前7時00分

魔王の肩もみ(給料0円)

午前7時5分

魔王の生息地の見回り(給料250円)

午前7時55分

休憩時間

午前8時00分

魔王の生息地の1階・リビング掃除(給料300円)

午前9時00分

魔王の生息地の2階・全体掃除(給料250円)

午前10時00分

魔王の生息地のトイレ・その他掃除(給料200円)

午前10時30分

魔王の店・魔王ショップの売上確認(給料50円)

午前11時00分

昼食作り

午前11時30分

昼食(メニューは日替わり)

午前12時00分

魔王ショップのチラシ配り(給料75円)

午後1時00分

魔王の護衛(給料150円)

午後2時00分

勉強時間(魔王の素晴らしさ・全教科)

午後4時00分

魔王の生息地の見回り(給料200円)

午後4時50分

家事(洗濯・夜食作り)

午後6時00分

夜食(メニューは日替わり)

午後6時45分

風呂掃除(給料25円)

午後7時00分

風呂に入る

午後7時20分

風呂から出る・着替え

午後7時30分

スポーツ(腕立て伏せ・腹筋各250回)

午後8時00分

魔王の生息地全体の掃除(給料500円)

午後10時30分

就寝



一通り言ってみたが、今思うと完全にブラック企業だ。早く現世に戻りたい。


そう思っていると、魔王の声が聞こえた。

「おーい!ちょっと来てくれー!」

なんだろうか。



そして魔王の所に行くと、魔王はこう言った。

「お前がここに異世界転移して来て、もう5年が経った。」

俺はこう返した。

「だから何?」

「覚えていないのか?異世界転移して来てから、5年働けば元に戻れるって言ったじゃないか。」

そうだったの?じゃあ…




まさかもう現世に帰れる!?



「今までよくこんな厳しい労働に耐えたな。本当に頑張った!それじゃ、またな!」

厳しい労働だった。厳しい労働だったけど、良い思い出が出来た。この事はこれからの人生、忘れる事はないだろう。


「魔王、ありがとう。」


俺はそう呟くと、現世に戻った。




















終わりに見えるけどまだ続きます。

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