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河童物語  作者: たつきゆっけ
6/9

第6話 暴走する陰謀

挿絵(By みてみん)

ある日の朝・・・

りゅう氏は朝ご飯を買いにコンビニに向かっていた。

向かうコンビニはチップネスから一番近いロー〇ンだ。

パンにしようかおにぎりにしようか迷っていた。

母が入院してて父と弟だけが家にいる。

当然ながらご飯は自分たちで作らなければならない。

しかし〇ーソンに近づいた辺りでとんでもないのを見てしまった。

「カッパだ・・・」

そうカッパだった。

道端で一升瓶を抱いてすやすやと眠っていた。

「何でカッパがこんなトコで寝てんだ?」

りゅう氏は疑問に思いながら、スマホを取り出しカメラモードにしカッパを写し始めた。

最初は静止画で写し、次に動画で写し始めた。

「まさか雄大じゃねーだろうな」

りゅう氏はそう思っているが、これは彼からすれば笑い話にしかないが現実は違った。

雄大は正真正銘の津軽の沼ガッパである。

写してるとカッパの目が開いた。

「あ、目が覚めた」

りゅう氏とカッパは止まったが・・・

「クェー!(何撮ってんだよ!)」

カッパは突然起き上がり、りゅう氏に襲い掛かった。

「つーかこの前のカッパかよ!?」

「クェー‼(あっ、(りゅう)さん‼)」

カッパは相手がチップネスの会員であるりゅう氏だと気付いたようだ。

襲い掛かるのをやめて一升瓶を片手に今いた旧川越街道を赤塚方面に向かって猛ダッシュで走り出した。

りゅう氏は意表を突かれた顔をした。

「何だ何だ?」

カッパを見送るとコンビニへと入っていった。

結局、朝はおにぎりにする事にしたのであった。

か○あげ君も食いたかったらしい。



「カッパ?」

そして買い物を終えたりゅう氏は家にいた。

ロ○ソンでおにぎりを買って家に帰っていた。

そしておにぎりで朝ごはんを取っていた。

父と弟に買い物の途中でカッパに遭遇した事を話したのであった。

「マジだよ、スマホにちゃんと写したのに!」

りゅう氏は少しばかりふくれながら言った。

スマホに写したカッパの画像を見せた。

「あ、ホントだ」

「何でカッパが一升瓶抱いて寝てんだよ?」

「オレだって見た時には驚いたよ。」

「この前カッパ見たって言ってたけど、同じカッパ?」

「同じカッパみたいだったよ。」

りゅう氏の弟が何かを思い出したようだ。

「確か前にテレビに東武練馬にカッパが出たってあったけど」

そう、前に東武練馬で洪水が起き、その時多数のカッパの目撃情報が出たのであった。

りゅう氏はたまたまカッパに遭遇し少しながら撮影に成功した。

カッパがチップネスのインストラクター高橋雄大だとは本当に知らないのである。

(しかし雄大がカッパだったら笑えるのに・・・)

そう思っているみたいだが、本当に正体を知ったらマウンテン氏と大笑いするであろう。

バックス氏を巻き込んで・・・

「あ~、あん時ね、(りゅう)はカッパに襲われたとか言ってたな。」

「ホントにびっくりしたよ、あんなトコでカッパが泳いでいるんだもん」

「ドンドンうるせーから怒鳴ったよ。」

「怒鳴ったら静かになったけどね。」

「わははははは」

朝なのにカッパの話題と磯野家のような笑いがこだましたのであった。



「困ったな~」

休館日のチップネスではカッパこと高橋雄大は悩んでいた。

りゅう氏にカッパの姿を2度見られているのだ。

カッパと言えど気が気でない。

「雄大、どうしたの?」

悩んでいる雄大に声をかけたのは雄大の彼女だった。

悩んでいる雄大に見かねたのだろう。

「うん、ちょっとね」

「ちょっとどころには見えないんだけど、言ってみなさい。」

「何て言ったらいいかな、実は(りゅう)って人にカッパの姿を2回見られたんだ。

その人チップのここの会員なんだよ。」

「それで?」

雄大の彼女は冷静に問い詰める。

「しかも襲いかかっちゃったんだよ・・・

2度も・・・

その上、スマホに写されちゃったし・・・」

雄大の彼女はプッと笑った。

「何で笑うんだよ⁉」

真面目に悩んでいた雄大はツッコミ入れるようにちょっぴり怒った。

「変身したところ見られたの?」

「それはわからないけど、多分見られてないと思うよ。」

雄大はそこだけは安心に思えるようだ。

当然変身してるところを見られたら、里の掟上許されないが、彼女に正体がバレてるのはいいのだろうか?

当然ダメだけど雄大自身その事は里には黙っているのだろう。

バレたら処刑もんである。

「ふーん、黙っとけば大丈夫だとは思うけどね。」

「だといいんだけど・・・」

雄大は困ったように小川直哉風に少し伸びた髪を掻いた。



そしてその頃日サロ下は・・・

会社のトイレの個室で白く燃え尽きる前の矢吹ジョーの状態でいた。

どうやら愛人ハーレムの事を考えていたようだ。

(カッパだった高橋君からどうハギワラマコトを奪い、どうカッパの雄大をてなづけるかだ!

しかしK林さんを愛人にしたが、これではまだまだ足りない・・・

何人かはチェックしたし、動くならカッパをてなづけてからだ・・・

しかしダンスのあのインストラクター小さいけどいいかもしれない・・・

名前は知らないけど、狙うは土曜日だ・・・

フフフ・・・

楽しくなってきたかもしれないぞ~

つーか萩原からハギワラマコトもらえばよかった気がするけど・・・

秘孔ついてシコリ魔のレッテルを貼らせたのはまずかったかな・・・

いや漢は引かぬ、媚びぬ、省みぬでなくちゃ。)

その時、日サロ下のスマホに着信音が鳴った。

ポケットから取りだし開いてみると、メールだったらしく、何かの宣伝だった。

内容はと言うと粗チンの66歳の老人がAV男優になれた秘密と件名には書かれていた。

本文にはいかなるジャンルのAV孃が喘ぐ!と書かれていた。

飲めばち○こがでかくなるとか持続力や回復力が増大などその他が書かれていた。

しかし日サロ下はニュータイプのようにピーンと来たようだ。

(なるほど・・・

ハギワラマコトよりかは凄そうだな・・・

中国製じゃなく日本製みたいだし、ネットで頼めばOKか・・・

いちいちハギワラマコトを狙うよりかはこっちの方がいいかも・・・)

日サロ下はスマホでリンク先を開いた。

リンク先にはハギワラマコトよりも強烈なサプリの事が載っていた。

ちん○を増大させるサプリを購入することに決めたのであった。

購入のところを押し、名前や住所を入力し、買ったのであった。

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