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プロローグ


「えー、そんでこれがこうなって、えーっとこんな感じかな? そんでこうなるわけだ。わかったか?」


 エスティル帝国の北部にあるエグスト地方。その中にあるイグルという都市。

 その中にあるシュベリア帝国魔術学校の一室である一のE教室に総勢三十五人の生徒たちの前でシアン=エレクサーは教員用の教科書を片手にチョークをもう片手に黒板に魔術式を描きながらそう口にした。


「「「…………(全っ然わかんねぇー)」」」


 そのやる気のないシアンの授業を聞かされていた生徒全員の意見が一致していた。


 黒板にかかれている魔法陣は形がめちゃくちゃで魔術式はミミズが走ったかのような適当な字で書かれていおり、生徒たちはこの授業をどう受け止めればいいのか分からなかいでいた。


「おっと、もうこんな時間。よし! 四時間目の授業はこれで終了だ。はい解散!」


 ふいに胸ポケットから懐中時計を取り出したシアンは授業の終了時間を確認するとそう言い残して教室を後にした。


「「「…………」」」


 一のEに沈黙が広がる。


 今は春、シュベリア学園に心底やる気のない魔術師講師が就任してきた。


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