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ーあなたへー  作者: Kakeru
1/2

ーハルー

-1944年-

少女は学校の門を出て家に向かった。

今は春。桜が満開に咲き誇り、花々が風に揺れている。

坂上愛魅の17度目の春である。

黒く長い髪を一つに束ねて、風に揺らしている。

桜色の袴を着こなし、思い出の道を駆ける。

「お母さんただいま!」

元気で明るい声が玄関に響きわたった。

「おやおや、お帰りなさい」

娘の帰りに微笑みかけてくれる母。

愛魅の家族構成は、父、母、妹である。

4人の家族である。

「お母さん!ちょっと出掛けてくるね!」

何処へ行くの?と言う母の言葉にたいして、ちょっとね、と急ぎ足で家を飛び出した。

飛び出していった娘を見て母は少し、微笑んでいた。


愛魅は息を切らしながら走っていた。

すると、突然後ろから髪を引っ張られた。

「きゃ!?」

愛魅は驚きながら急停止した。

「おせーぞ」

髪を引っ張った犯人は、隣の家に住む幼馴染みの、山戸翔である。

「か、翔くん!」

先程より驚きながら少年の名前を呼ぶ。

翔は少し笑いながら、

「愛魅、17歳の誕生日おめでとう」

それは祝いの言葉であった。翔は少し、顔を赤く染めていた。

「え、あ、う、…ありがとう」

驚きながらも優しい笑顔でお礼を言った。

17歳。昔とは違い大人に近づいた。

しかし、そんな幸せな時代ではない。

だんだんと現実に引き戻されていく。

今は、無残で残酷な、戦争を…しているのだと…。

全然小説投稿してないKakeruです。

今回は、ある好きな曲のイメージ絵を書いていて思いつきました。

絵に考えた設定が自分で泣けました。

多分私だけですが…。

よろしければ、2話目以降も見てください。

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