君に恋をして
初めて書ききったこの短編小説。
ヘンテコな所は多いと思いますが何卒よろしくお願いします。
恐怖要素をいれたので苦手な方はご退場をお勧めします。
私はこんな言葉を言われた事がある。
小学生の入学式で「ここにいる人は七億五千万分の一の確立で会ったのです」ってね。
人はそれを、奇跡とも必然とも偶然とも結果とも運命ともいう。
あなたはどれだと思う?奇跡?必然?
今すぐは決められないだろう。では、ある事件の話をしよう。
男はただずんでいた。友達って呼べる人がいなくて、暇で、つまんなくて、寂しかった。
皆とうりすぎる中、女だけは「何してるの?」って話かけた。
「君、誰?」
「私?私は小林鈴っていうの。」
「僕に何か用か?」
何より驚いた。男は虐められていて、皆男から距離をとった。だからいつも人と僕の間にみえた。
「用があるわけじゃないけど、君が寂しそうにしてたからさ!だから・・・」
「だから?」
「遊ぼうよ!」
男に差し伸べられた手に君の屈託のない笑顔は、壁など微塵も感じさせなかった。
そんな淡い記憶の1ページ。
その後、男たちはよく遊び、そして笑った。
楽しかった。こんな時間が永遠に続けば良いのにと思った。けど、もの事には必ず終わりが来る。
何があったのか、それは彼女は・・・鈴は交通事故で死んだのだ。
しかし、彼女の死には謎が多い。
ひいた運転手は、ハンドルがかってに動いたという。そして、遺体が一人でに動き、後、遺体は消えたのらしい。
その理由を知る者は一人しかいない。その一人というのはまぎれもない、今まで話してきた男だ。
理由を知ったのは鈴が死んだ、すぐ後だった。
鈴がひかれた事がショックで一時的に男は意識を失っていた。
視界が復活し、目が見えるようになった男は驚愕した。
鏡に写った自分は口が裂けるのではないかというほど、ニヤリと笑い。
そして男は鈴の遺体を、ズル・・・ズル・・・と運んでいたのだ。
また、男の口から発せられて言葉も男自身を驚かせた。
「待っててね、鈴。今、一つになるから・・・・鈴は、僕の物。」
体はゆうことを聞かない。ただ、どこかわからない目的地へと運んでいく。
ズル・・・・ズル・・・と。
そして、たどりついいた先は、墓だった。
そこには男の名前が刻まれていた。僕はその後、穴を掘り、鈴を埋めた。
そう、男が鈴を殺したのだ。男は元々虐められ、自殺していて、鈴を永遠に手にいれるために殺し、此処まで運んで埋めたのだ。
ーーーー小学生の入学式で「ここにいる人は七億五千万分の一の確立で会ったのです」ってね。
人はそれを、奇跡とも必然とも偶然とも結果とも運命ともいう。
あなたはどれだと思う?奇跡?必然?僕は君と会った事を・・・
君を殺してしまったから、悔やんでいるよ。絶望だと思っている。
でも、
「君が永遠にいる、それでいい。それさえあればいい。」
人との出会いはいい事ばかりではない、あなたが会ったのは幽霊であなたは殺されてしまうかもしれない。
ではもう一度問います。
では、あらためて聞きます。
「ここにいる人は七億五千万分の一の確立で会ったのです」って人は奇跡とも必然とも偶然とも結果とも運命ともいう。
あなたはどれだと思う?奇跡?必然?
それとも、恐怖への第一歩ですか?