わが少年の日々のかがやきmy brilliant boys days(テレビ編)
テレビはすべてを変えた
忘れもしない、昭和36年。
我が家にテレビがやってきた、
草深い田舎の我が家にもやっとテレビが来たのだ。
その日からすべてが変わった。ビー玉メンコ少年はテレビ少年に大変身。
ワンダーランドに深く深くのめりこんでいってしまったのだ。
それまでは3球スーパーのラジオを囲んで音だけの世界。
「ニンボートンボーヤンボー」「新諸国物語笛吹き童子」「オテナの塔」「紅孔雀」などを音だけで聞いて創造を膨らますというエンターティメントしかなかったわけだ。
ま、映画はあったが、そんなの数ヶ月に1回も見られない。
それが毎日好きなだけ映像が自由にしかも我が家でじかに見られるのだ。こんな、大事件は無い。
まずのめりこんだのが「隠密剣士」だ。これには完全にはまってしまった。
そして、「独眼流参上」極め付きは2大少年テレビドラマ、少年ジェットと怪傑ハリマオだ。ウーヤーターと超音波?で敵を倒す少年ジェットは私の王子様?だった。あの、スクーターもかっこよかったですよね。
そしてハリマオ、ターバンとサングラスにしびれてしまいました。この二つのテレビ連続ドラマの主題歌、自慢じゃないけど、今でもそらで歌えます。♪黄色いマフラーは正義のしるし、行こうジェット、少年ジェット、進めジェット、少年ジェット。♪
♪ 真っ赤な太陽燃えている。果てない南の大空に。とどろきわたる雄たけびは正しいもののに味方するハリマオ、ハリマオ、僕らのハリマオ♪。三橋美智也の渋いい声が良かったですよね
毎日歌っていました。
そして、カルチャーショックは外国からも来たのです。
こんな度田舎の野生少年のもとにも「ララミーララミー、」の歌声に乗って。
画面は馬が小川を渡るシーンです。そうです。ララミー牧場です。
これはもう次週が来るのが待ちきれずに一日千秋の思いで、首を長くして待ってみたものです。
ロバートフラー良かったですよね、
そしてまたお会いしましたねそうです淀川先生の迷解説?です。
これは面白かったですね、これはある意味衝撃的な出会いでした。これで私が映画少年になったとも言える出会いでした。
スクリーンやキネマ旬報を買い出したのも淀川先生のおかげです。
さらに、ボナンザです。これはあの兄弟愛にしびれました。白髪のお父さん、良い味出してましたよね。そして末っ子のあの若い人、
それがなんと、大草原の小さな家のお父さんになるとはびっくりですよね。
マー、語りだせばいくらでも、1月ぐらい語れそうな勢いですが、
鞍馬天狗、嵐寛寿郎の名セリフ、「杉作良いか、日本の夜明けは近いぞ」
笛吹き童子 ひゃらりひゃらりこ笛の音に誘われて、
紅孔雀 まだ見ぬ国に住むという、紅き翼の孔雀鳥、秘めし願いを聞くという、秘めし宝を知るという
オテナの塔 なつかしいねー
赤胴鈴の輔だ ええい、猪口才な小僧め,名を名乗れ、
矢車健之助だ、
丹下左前だ、
狸御殿?
行こうぜシェーンよ、とりこになっても負けないぞ。行こうジェット、少年ジェット
少年ジェットはピストルを持ちスクーターに乗ってました。
怪傑ハリマオ 真っ赤な太陽燃えている、果てない南の大空に 牧冬吉さんよかったですよね
ララミー牧場 ララミーララミー 草は蒼く山遠くここは西部の大草原ならず者は寄せ付けぬ、腰の拳銃伊達じゃない。またおあいしましたね、さよならさよなら
ボナンザ ホールドアップ ホールドアップ ボナンザ カートライト兄弟
ローングリーンが渋かったですね。
とんま天狗 とんとんとんまな天狗さん、
てなもんや三度笠 おれがこんなに強いのもあたりまえだのクラッカー
隠密剣士 大瀬康一さんでした。
宇宙家族ロビンソン 宇宙物、これはとりこになりました。、
バットマスターソン
幌馬車隊 隊長アダムスの指揮のもと時には憎みまた愛し合い、
キャンディキャンディ そばかすなんて気にしないわ。
ローハイド ローレンローレン
怪傑ゾロ
おそまつ君 僕らは六つ子だ、シェー、デカぱん だよーんのおじさん。
宇宙大作戦 ミスタースポック良い味出してました。
木馬座アワー ケロヨンの大冒険 バハハーイ
冒険ガボテン島
ハリスの旋風 ドンガドンガラガッタ
ヤン坊マー坊天気予報 僕の名前はヤン坊ボクの名前はマー坊、二人合わせてヤンマーだ。
名犬リンチンチン
ナポレオンソロ
じゃじゃ馬億万長者
三馬鹿大将
これが青春だ
ハーイトニーざんすよ、 お今晩は トニー谷
シャボン玉ホリデー
花のピュンピュン丸 ありゃりゃんこりゃりゃんおつむのねじがこりゃまた
ローンレンジャー ハイヨーシルバー
我等中高年には未来は残念ながらもうありません。というか残り少ないです。
精々あと20年です。いや、もしかしたら数年で脳卒中でダウンしてなくなるかもしれません、
中高年の先は知れません。風前の灯といってよいでしょう。
ですから我等は過去を懐かしむしかないのです。ほかに仕様がないのです。
そして現代の状況があまりにもめまぐるしくて、せわしなさすぎます。
早口でまくし立てて、何を歌っているのか分からない若者歌手の歌。
ほとんど騒音に近いようなアップテンポなメロディ。
そして英語の歌詞の氾濫は何がなんだか理解不能。
これでは昔のゆったりした意味の分かる歌詞の歌がよいのは当然でしょう。
ゆっくりと分かるように喋ってくれる「ラジオ深夜便」が老人に人気なのも当然でしょう。