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2ー3 異常性?

 2ー3 異常性?


 それからあたしは、3人の試験官の前で筆記試験を受けた。

 叔父さんのメガネがあるから試験には困らなかったけど、すごく緊張した!

 静かな中でペンを持つ手が震えて。

 でも、なんとか乗り切れたし!

 ミランダさんは、試験が終わるまで席を外していた。

 午前中の筆記試験が終わると試験管たちは部屋を出ていって代わりにミランダさんが入ってきた。

 ミランダさんは、手にバスケットを下げている。

 「お腹がすいたでしょ?お昼ごはんよ」

 ミランダさんからバスケットを受けとると中にはサンドウィッチと熱いお茶の入ったポットがあった。

 ミランダさんは、バスケットから茶器を取り出すとお茶をいれてくれた。

 「勘違いしないでね。これは、私からではなくて、あなたの叔父さんからの差し入れよ」

 叔父さんが?

 あたしは、お茶のカップを手にとって香りを嗅ぐ。

 とっても甘い香り。

 叔父さんの家で飲むのと同じお茶だ。

 あたしは、やっと緊張が解けるのを感じていた。

 「午前の筆記試験は、問題ないだろうと思うわ」

 ミランダさんがふぅっとため息を漏らした。

 「問題は、午後からの魔力測定ね」

 あたしは、サンドウィッチを皿に取り分けるとミランダさんに差し出した。

 ミランダさんは、礼をいって受けとると1つ手にとってぱくっと食べる。

 「恐らくは、さっきの連中があなたの検査を担当するでしょうね。あの連中には、誤魔化しは通用しないわ。つまり」

 ミランダさんがサンドウィッチをモグモグしながら話す。

 「あなたの異常性がばれてしまうってことよ、チカ」

 「あたしの異常性?」

 あたしがきょとんとしているとミランダさんが頭を抱える。

 「あの連中はね、あなたのことを生活魔法しか使えない落ちこぼれだと思っているのよ?それが、実は、とんでもない力を持っているとなれば・・ややこしいことになりかねないわ」

 「ややこしいこと?」

 あたしが訊ねるとミランダさんがじっとあたしのことを見つめる。

 「あなたの叔父さんは、あなたが普通クラスに入ることを望んでいるわね?」

 ミランダさんがうぅっと唸った。

 「ほんと、普通クラスっていうのは、箸にも棒にもかからない落ちこぼれの集まるクラスなの。でも、あなたの実力なら特別クラスに入れられかねないわ」

 「はぁ・・」

 「あなたの叔父さん!」

 ミランダさんがどん、とテーブルを叩いたのでカップがガチャンと音をたてた。

 「あの人、いったい何なの?あなたのこと、ちょっと過保護すぎない?まあ、これだけ特別な能力を持っているから心配なのかもしれないけど。それにしても姪バカ過ぎよ!」

 「すみません」

 あたしは、素直に頭を下げた。

 ミランダさんは、きぃっとあたしを見る。

 「あなたに文句言ってるわけではないのよ?チカ。私が言ってるのはあの高慢ちきな公爵様のことなんだから!」

 高慢ちき?

 あたしは、首を傾げる。

 叔父さんは、そんなに偉そうなことはないと思うけど?

 話しもわからないわけじゃないし。

 どちらかというと優しいし!

 

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