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とある事に関する奮闘記録


全体神が怒鳴り込んできて曰く


「いくらなんでも、子供の人数が減りすぎでしょう?

 なんとか、しなさいよ」



条件反射のように言い訳だけが口から出てくる


『でも、ですねー、たとえば国民アンケートで


 ” 貴方が抱える欲望で一番なのは何ですか? "


 て全国民に聞いてみたとしますよね


 今、欲望人気投票で性欲は最下位に近いんですよ。



 もっと毎日、おいしい食べ物を食べたい食欲が

 一番、人気がありまして


 人気テレビ番組も、それを刺激したり膨らましたりする

 番組が国民に人気あるくらいですから


 それに、セクハラって言葉が出来て

 性欲が強い人間を取り締まる法律が出来て

 セクハラに、ならない性欲発散方法が少なくなって


 更に高齢化が進みましたから

 性欲自体が無くなってしまった国民が

 過半数を超えているんですよね


 こういう欲望に関する流行って

 変えようが無いから仕方ないじゃないですか』



「いや、でも、だが、しかし


 子供を育てる自信が無い人間が多数な状況というのは


 なんとか出来るんじゃないですか?」



『なんとか? ですか?


 子供を教育する学校に金がかかるんですよね


 それに子供の色んな流行とか、共通の趣味

 それにも金が、かかるし


 ひと昔みたいに貧乏人の子だくさんで

 哀しい子供時代を過ごした子供が

 今、大人になっているでしょう?


 そういう人が自分の親みたいに

 子供に哀しい子供時代しか与えられない


 って感じて、子供を作らないのは当然なんじゃないですか?』



「いや、そういう人は置いておいて


 我が言っているのは、一番、多数派の国民の事ぞ


 そういった底辺労働者の貧乏人で子育てが無理な存在が

 どこの国にも存在するとしても


 平均的な多数派の国民が


 親となりたい自分の子供が欲しいという願望を抱えるように

 誘導する事は可能なはず


 今すぐに、そうするべきです」



『うーん、平均的な多数派ですかー


 我が国の国民は、こうあるべきなんですよー


 ってな、誰もが、こうなりたいってな象徴を作って


 その真似をする多数派の国民が増えるような


 イメージ・キャラクターを作り上げろって言ってます?』



「そうです、そういう影響力が巨大な存在を作って、今すぐ」



『地道に質素に目立たないように謙虚に生きる事が素晴らしい

 って農村感覚が残っている、この国で、ですか?』



「んだから、そういう感覚を変えれば、いいでしょう


 農村には若い人が必要、村のために働く未来ある子供も必要


 って感覚を流行させれば良いでしょう? ねぇ?」



『でも受け入れやすい感覚は 「いいから今すぐ言う事を聞けぇっい!」



・・・



というワケで全体神に言われた通り


男女それぞれに国民に人気が出そうな国民的スターを作って

くっつけて結婚させて大勢の子供を作らせて

それをテレビとか雑誌とかで大々的に宣伝させて


みんな、こんな生き方をしてみようと想ってね


と国民感情を無理やり創ろうとしてみた。



でも、冷え込んだ景気が、ちょっとや、そっとじゃ

回復しないのと同じで出生率は騰がらない。



他の子供の割合いが多い国の真似をさせてみるけれども


どの国の真似をしても、全然、駄目


結局、平均寿命が50歳くらいだったのが100歳になるくらいに

医療が発展するくらいの時間が経過しても高齢化は止まらず



15歳以下が国民人口の5%を切るのが当たり前で


社会構造やインフラが高齢者が多数派なのを前提として

出来上がった国として世界的に認知される頃には


全体神も諦めて、何も言わなくなった。


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