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ボスの夢の中で

国内最大の裏組織で一番偉いボスになった男の夢の中へ


まだボスが子供だった頃に過ごした日々が夢の中で蘇っている。



・・・



全国どこにでもある漁村


という事に表向きにはなっているが


前世で武士みたいな戦闘員な人々の群れの内輪で

最下位の存在として位置する前世での忍者のような

家格な人々が集まった村


上位の存在からの命令には絶対服従な封建制度


農村や漁村の子供が子供組で

農業や漁業の基本を叩きこまれるように


子供の頃から、スパイ活動、暗殺、毒殺などのための

体術や呪術を習わされ


ある程度の年齢になったら、”現場”へと出され

無能だと暗殺しに行って返り討ちにあったり

スパイ活動をしに行って投獄されたりして

表向き漁村という形態になっている戦闘員村から消える。



ボスが、”忍者学校”で得意だったのは

”一生、解けない催眠術” をターゲットにかける呪術。


なので、担当していた任務は


海流を読み間違えて流れ着いた漁師を装い

海辺の指示された村へと出かけ

”一生、解けない催眠術” をターゲットにかけていく任務



子供組から若手組と呼ばれる年代までを村で過ごした頃


突然、王族とか貴族が二手に分かれ内戦が発生した


どこかの対立する大国の巨大軍需産業が

こちらが勝つと思った軍勢を援助して国は荒れ果て

勝った側を援助していた国の植民地にされてしまった。



忍者漁村に指示してきた上位の存在が加担する側についたが

それは負けた側であった男が所属していた忍者村は離散


今迄、指示していた上部戦闘員組織が消えてしまったのだから

当然と言えば当然


内戦終結後、同じような忍者漁村の生き残りは

金になる事なら、人殺しから裏工作まで、なんでもやる組織を結成

呪術と暴力の世界で生きていく事にしか子供を取り込み拡張

抗争が繰り広げられた結果、ボスが所属する組織が勝ち残った



後は組織内で、自分の都合のいい物語を作って

関わった人間に、”一生、解けない催眠術”をかけ

男は国内最大の裏組織で一番偉いボスになった。



・・・



夢ではダイジェストでボスの人生が流れていく


そして、今、武力で植民地にされ、経済植民地にされた後

国が独立を果たして法律や制度が

裏組織の存在を許さない内容になる事を恐れたボスが


大国の巨大軍需産業と、その産業が支持する政治家と接触

自分の操り人形にクーデターを起こさせて

弱肉強食な何でもありな世界へと戻そうと考えた日の記憶が流れる



そこで介入



「なぜだ? 何故? そうする」



『誰が御前? 何故かって?


 俺等の存在を消そうとしているんだぞ? 奴等は

 逆に奴等を消す。俺等が生き残るためだ。何が悪い!』



「我か? 我は神だ。この国の国教のな。


 我は、この国全体の事を考えている存在だ。


 目先の怒りと闘争心で、その行動を起こしても


 内戦が延々と続いて

 大国の巨大軍需産業の製品実験場にされたり


 経済植民地になって、国内にある利権が

 大国の巨大企業に握られたりで


 生かさぬよう殺さぬように利用されるだけだぞ?


 少なくとも、奴等と組むのは得策じゃない


 事実、奴等は、そんな国をいくつも抱える事で

 利益を貪っている。


 やらない方がマシな事だと言わざるを得ない」



『じゃあ! どうしろって言うんだ?』



「自分達を弾圧する法律を作ろうとしている法務大臣と

 同業者団体を監督する産業振興大臣


 二人に貴殿特異の、”一生、解けない催眠術” を


 かけて自分達の都合を通せばよかろう?


 御先祖が、表向き漁村に見せかけたように


 表向きの同業者団体にすれば良いのではないか?


 人気が出そうな強い格闘技選手になれそうな人間を

 大量に抱えているのだから格闘技興行をする同業者団体


 博打に異常に強い人間も大量に抱えているのだから

 博打場などの遊興娯楽施設を運営する同業者団体


 たらしこんで言いくるめるのが上手な人間も

 大量に抱えているのだから

 歓楽街で飲食店を運営する同業者団体でも


 戦闘員に向いている人間だけを集めた傭兵派遣会社でも


 一応、合法な組織に分割して


 それらが仕事として成立するための色んな調整を

 ”一生、解けない催眠術” をかけた政治家に


 してもらえば、いいのではないか? そうであろう?」



・・・・



夢での神託は成功して、ボスは巨大な同業者団体を作り上げ


そして時は流れ、ボスの存在や呪いと暴力の世界は忘れさられ


それらの同業者団体に所属する人間は

結構な人数が国教の経験な信者となった。


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