エピローグ
農村社会時代から、AIロボット時代になったけれども
変わらないものも、あった。
AIロボット時代になってからも、AIに組み込めないので
どうすれば最適なものになるかと語られ出した。
やる気の管理。モチベーション・コントロール
というシロモノである。
古き良き時代には、格闘技とかの世界で
「御前等、気合いと根性で、やる気だせぇえええっ!!!
なんだ、貴様、気合い入ってねぇなぁ! やる気あんのかぁっ!
ようは気合いだぁっ!! 大和魂だぁっ!!」
というような掛け声を弟子にかける親方がいたというが
その、気合い、根性、やる気を人間に出させる機能を
AIに組み込もうとしたのだが試行錯誤がされるだけで駄目だった。
とはいえ、一応は試された、まずはスポーツ分野で
スポーツ医学による完璧なるコンディショニングを目指す体調管理
様々な心理学を応用した完璧なるモチベーション・コントロール
を目指す、やる気の管理
その2つを最適化したトレーニング
この3つのバランスをスポーツ・ビジネスをする色んな会社や
学生スポーツで学校宣伝をする私立大学グループが研究して
試行錯誤をするようになっていった。
とはいえ、中々に最適化は困難で
パソコンOSで某社の、見やすく簡単な操作性のOSが
業界標準になって、それが当たり前となった時のように
金の無い公立高校や公立中学校でも
スポーツ部活動で使えるようなものは
完成しなかったし、誰もが無理と感じていたが
やる気の管理のための学術理論を考え出す心理学者
それを応用したモチベーション・コントロール用の
パソコン・ソフトや、スマホ・アプリ
身体能力を向上させ維持するための
トレーニング機器や能力データ計測アプリなどを
作り出して販売するスポーツ・メーカー
それらの実用性を検証するのに協力する
スポーツ・ビジネスの世界でチーム運営をする団体や
その団体に所属する将来の有望選手候補
君も、スーパースターになれるかもしれない
という夢を競技者に持ってもらうために
CMに出演する国民的人気スポーツのスーパースター
などは出現、勝ち組、負け組が固まり
スポーツ・ビジネスマンの世界が確定していき
コンディショニング
モチベーション・コントロール
トレーニング
の三点セットを新入社員教育や現有社員教育に
利用する企業も増えていった。
色々な事がAIロボットで自動化されていっても
この3つは無くならなかった。
時代により変化する
仕事での技術、娯楽、生活習慣、国民感情
などが変わるたびに、この三点セットを改造して
時代に適応させないと駄目だったから
しかし、こうなってくると
昔は神秘的な神託として夢枕にたって
影響力の強い人間や発言力のある人間に
群れを扇動させて、国内での色んな調整していたのが
難しくなっていった。
神託として授けても
その神託が実行するに値するほどのものだという根拠
というか合理的な論理が無いと
やる気を心に抱えてくれないようになった。
「やる気を出して、やろう
最初は駄目でも根性で努力して続けていけば
いつかは、できる。やれば、できる」
というような精神論な掛け声では誰も動かず
「やる気を維持できるように
やる気が無くなるような精神的ダメージを抱えないように
トレーニングして、準備して
チーム・スポーツの連携プレーを理解しよう
自分の能力だけの1対1の格闘技じゃなくて
チーム・スポーツなんだから
チーム中心選手を目指して駄目だったら
そのサポート選手でも、存在価値はある
自分の適性を自分で理解して
一番 適正のあるスポーツの一番、能力を発揮できるプレイが
何なのかを最初は理解できなくても、その内、理解できる
まずは、やってみない事には、やろうとしてみない事には
自分に何が欠落しているかは、わからない
まずは、やってみて、足りない部分をトレーニングで補う
これしか無い。やれば、できる事は何かある」
ほぼ、言おうとしている事は同じでも
合理的で可能性のある現実的な理屈を言わないと
誰も神託を聴いちゃくれない時代となっていった。
あーあ、昔々の農村時代に、いいかげんな神託でも
大勢の人間に言えば、誰か成功する人間が出現して
その成功者が神として崇めてくれたのに右へ倣えして
信者が増えてくれた頃が懐かしい。
もう、二度と再現しないのだろうけれど。
・・・
というような夢を見た
なんか、もっと長い夢だったような気もする
なんか それまでにないような全能感?
みたいなものを体感したような内容だった気もしたけれど
眠気覚ましのコーヒーを飲み終わる頃には
ほとんど忘れた。




