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163話:異常な狩人たち

レンデたちは慎重にグリムドッグの血抜きを行い、次々と空間収納に入れていった。数えたところ、約20匹に達する。その後、収納がいっぱいになり、これ以上は入らないことが判明する。


「うーん、どうやら初日よりもたくさん入っているようだな」とレンデが言いながら、収納を確認する。「初日は10匹とオーガでいっぱいだったけど、今は26匹も入っている。おそらく、収納の容量が増えているんだろう。」


リュウがうなずく。「それなら、王都に戻って騎士団に報告し、解体所に出すのがいいだろう。」



4人は南から王都に向けて再び出発する。道中、各々の疲れを癒しながら、無事に夕方に王都に戻ると、騎士団の詰め所へ向かう。


騎士団の受付で、詳細な報告を行う。リュウが冷静に状況を説明し、レンデがグリムドッグの死体とその他の収穫物を見せる。「これが今回の戦果だ。解体所に出して処理してもらいたい。」


報告が済むと、レンデはやられた傭兵のことについても言及する。「傭兵のうち3人が死亡した。仕方ないことだが、報告だけしておこう。」


騎士団の担当者は状況を理解し、必要な処理を進めると約束する。レンデたちは解体所に向かい、収穫物を引き渡して、報奨金の確認を行う。


解体所では、グリムドッグの解体作業が始まる。レンデたちはその作業を見守りながら、解体が終わった後の報奨金を楽しみに待つ。


レンデたちは次のような報酬を受け取った:


騎士団からの報酬: 大銀貨52枚(=金貨5枚+大銀貨2枚)

解体所での素材代金: 金貨26枚

任務中の死亡情報代金: 大銀貨2枚

これを金貨に換算すると、

合計で金貨に換算すると、 5.2 + 26 + 0.2 = 31.4 金貨を受け取った。


1回目に30枚、2回目が31.2枚 かなりの報酬になった、一人当たり金貨8枚になる、十分な報酬だが、レンデが目指す、ひとつの目立つ結果という意味では足りないかもしれない。


解体所では、レンデたちが持ち込んだ大量のグリムドッグの死体が話題になっていた。


「おい、聞いたか? あいつら、おとといには10匹持ってきたんだが、今日はなんと26匹だって?」と解体所のスタッフの一人が驚きの声を上げる。


「え? そんなに? それは異常だろう。普通の傭兵団じゃ考えられない量だぜ。」と別のスタッフが口を挟む。


「しかも、たった4人のチームでだろ? そんなに大量のグリムドッグを一体どうやって?」と疑問の声が上がる。


「一流の傭兵団かもしれないな。あの量を持ち帰れるのは、並みの腕前じゃないだろう。」とスタッフの一人が、あれこれ憶測を交えながら語る。


「でも、あんなに短期間で大量のグリムドッグを倒せるなんて、ありえないだろ? どうしてあんなに効率よく狩れるんだ?」と別の声が疑念を示す。


「もしかして、あのチームには特別な技術や魔法を使ってるんじゃないか? それか、運が良かっただけかもしれない。」と、様々な推測が飛び交う。

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