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158話:解体所

レンデたちは、王都の騎士団詰め所に到着し、まずは受付の担当者に出迎えられました。彼らは、10頭のグリムドッグの全身を並べ、さらにオーガの体も横に置きました。討伐部位として持ち帰ったオーガの右耳も、きちんと並べられています。


受付の担当者は、目の前に広がる大量の討伐物を見て驚愕しました。「これは…かなりの量ですね。」彼は焦りながらも冷静を装い、慎重に数を確認し始めます。


リュウ・アケミが横に立ち、手伝いながらも、少し心配そうに話しかけました。「これだけの量があると、報奨金もかなりの額になるでしょう。大変ですね。」


レンデも、積み上げられた討伐物を見つめながら、「これでやっと王都に報告できましたね。これからの取り分が楽しみです」と言いました。


受付の担当者は計算を終え、報奨金の額を発表しました。「グリムドッグ1頭につき、大銀貨2枚の上乗せ分を含めて、10頭分で金貨2枚です。そして、オーガ3体分で、大銀貨3枚。バイコーンはリストにはありませんが、珍しいので、大銀貨1枚で計算します。」


「ありがとうございます」とリュウが答え、レンデは全ての報奨金を受け取った後、改めて空間収納に納め直しました。


「それでは、解体所に行きましょう」とリュウが言い、4人は解体所へと向かいます。


解体所に到着すると、熟練した解体士のおじさんが出迎えました。「おやおや、これだけの量を持ってきたとは。どこで倒したんだい?」


レンデは頷きながら説明します。「国境付近で、グリムドッグの群れとオーガを4体、さらにバイコーンも出ました。」


解体士のおじさんは興味津々で目を輝かせました。「それは大変だったろうな。さて、どれくらいの値段になるか見てみようか。」


解体が終わり、おじさんは結果を口にしました。「グリムドッグの毛皮やオーガの部位で金貨15枚、そしてバイコーンの部位で金貨30枚になった。ゴブリンのメイジの装備はわずかながらもお金になるね。」


「すごいですね!」とレンデが感心しながら言います。「これでかなりの稼ぎになりましたね。」


リュウも笑顔で頷きながら、「報奨金も含めて、今回は大成功だったと言えるでしょう。みんな、お疲れ様でした。」と話します。


解体士のおじさんが最後に、「また何かあれば、いつでも持ってきてくれ。今回は特にいい仕事だったよ。」と声をかけてくれました。


「ありがとうございます」とレンデが頭を下げ、4人は解体所を後にしました。

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