初めての土下座と屈辱
次の日、案の定迎えは来ませんでした。
迎えというより、家を曲がったところで待ち合わせてただけだったので
チャイムがなる訳でもありませんから、親が1人で行ってることは気付かないです。
他の2人もAに何も言えなかったんでしょう。
友達から絶交と言われたショック
犯罪者と言われ女の子全員から無視される現実。
ただ救いは男の子達でした。
普通にご飯食べてくれるし遊んでもくれる、学校で1人にはならなかったので学校行かないことはありませんでした。
ただ少しでも周りに誰もいないと机を蹴ってきたり
死ねと言われたり、大きな声で悪口を言われるのが本当に苦痛でした。
こないだまで友達だったのに…。
その頃には周りの子達も同じように悪口を言い始めてきていました。
そりゃ気に食わくなるでしょうね
また呼び出しをくらうわけです
男の子と遊んでいることに対して、です
そのときにはAとBだけではなく、あと2~3人は増えてたと思います。
A「おい調子にのんなや」
「なにが」
A「この子があの子好きなの知ってんだろうが!」
「え?そうなの?(ガチで知らない)」
C「言ったよ!なんで?好きなの?」
「好きじゃないよ」
C「だって千咲ちゃんのこと好きって…うわぁあん」
「えっ…」
A「さいてー。知っといて仲良くしたんだ」
B「わたしの好きな人とも遊んでるよね?信じられない、協力してくれるって言ってたのに」
(私の周りで悪口の嵐)
A「あのさあ、私も〇〇のこと好きなんだよね」
「えっ…(私が好きになった子)」
A「取り持ってくれない?それで許してあげる」
「………」
A「このまま1人がいいか皆と戻りたいか選べよ!」
「…わかった…」
A「なんか皆に言うことは?」
「ごめんなさい」
A「全員に土下座しろよ」
こうして全員の前で土下座され
私達優しくてよかったねー!明日からは戻ろうねー!
とにこやかに言うA含め全員が怖くて怖くて仕方ありませんでした。
私がいないときに男と仲良くするなという条件付きで、私は許されたのです。
色んな感情がありました。
そもそも貴方たちが喧嘩したから。
そもそも無視したから男の子と遊ぶしかなかった。
好きな人事情なんか元から知らない。
怖い。一緒にいたくない。
でも1人は怖い。
ここから私は少しずつおかしくなっていきました。
Aに嫌われるのが怖くて仕方なかったんです。
逆らえない。
支配だったのでしょうね…