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オンラインの世界の友人

その頃は本当に掲示板やお絵描きが出来る場所、チャットがあったりして

よくウマが合った子とは連絡先を交換していたり、絵の界隈はオタク同士でしたから

絵をよく送りあっていました。

今のご時世ではありえないですね、住所まで教えるんですもの。

当初はそれが生きがいでした。

色んな絵師さんのHPでお絵描きチャットをしたりとか。

楽しみがあるというのは最高の生きるモチベーションでした。


未だに大好きな絵師さん、覚えてます。

今叶えられるならその方の過去作品全部見たいほどに

物語も絵も大好きだったんですよ。

無くなった時はショックだったなあ……。


あとはその当時、悩み相談のような掲示板で一人、電話番号などを交換して

お互いの相談、最近あったこと……つらいことを話す時間がありました。


その子は家庭事情も悪い、もちろん虐めで何処にも居場所がないと言っていました。

頼ってしまうのは血を出すことと薬、と。

何度も薬を飲みすぎて入院しているようだったのです。


だから私はそろそろ死ぬんだよ

ごめんね、頑張れ…は辛いね、自分が好きになれる日が来るといいね


そう言われたのは良く覚えてます。


泣きながら好きになれる日くるのかな、やだよ、一緒にいければいいのに。


まだここまでじゃないよ、大丈夫、こっちに来ては行けないよ


これが最後電話で話した日でした。

その後私も引越しとかであまりPCも使えず

少し日付が経ったあと、連絡は取れなくなっていました。


今でも思います、名前も覚えていない、私の話を沢山聞いてくれたあなたさん。

生きて、いるのでしょうか。

そちらはどんな世界ですか?


でもこんな私でも生きてるんです

生きていると、信じていますよ。

すごく優しい方でしたから……。


名前もね、本名じゃなかったし小学校の記憶だから

覚えてないのは悲しいけど

泣きながら話したあの電話は一生忘れません。

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