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友達とはなにか

そこからは地獄、と言いながら一人でいるよりはと楽しんではいました。

男の子達は普通に一緒にいるのを見て仲直りしたんだなー!くらいだったので

しばらくは平和に過ごしていました。


ただ、あのときから囲まれるのが怖い。

自分の意見を言うのが怖い。


それだけは心にずっと残ってて

相談されても誰かに聞いた方がいいよ!と避けたり

相槌を打つことしか出来なくなっていました。


たまに無視タイムが入ることもありました。

誰かの好きな人が私に話しかけるところを見た時です。

その瞬間に、私から人が居なくなりました。

小学生ですよ、なにもなく普通に話しかけるし話すじゃないですか。

それだけで私が悪いのです。

裏切った、裏切った、そう言って離れていく。


そして給食は後ろで一人で食べてました。

相変わらず誘ってきてくれる男の子達はいましたが

ここで食べたい気分なのー!と笑いながら断ると

変なやつー!と笑いながらなにも言わず去っていってくれていました。

たったそれだけの会話も聞いて聞こえるような悪口。


苦痛で、無視タイム中の昼休みだけは図書室で本を読んでました。

唯一安心出来る場所でした。

幸い同じクラスの子もいないし全学年でも4~5人しか使用している人がいなかったので。

品揃え…悪かったなあと今でも思うのですが

そのおかげか利用者が少なかったのでよかったと思います。



Aと好きな人ですか、取り持ちましたよ。

と言っても、グループ作って8人くらいで遊ぶくらいでしたけど

そのときにはAもにっこにこだし他の女子もにっこにこ。

私が誰と話しても大丈夫な平和な時間でした。

好きな人、本当に好きだったんですけどAがいる前でアピールすることなど出来ず。

たまに話しかけてきて少し遊ぶだけで幸せを感じていました。

あの時間だけは、楽しかったですね。

経緯はよくないとしても。


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