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3月29日
「もういやだ」アキシスの部屋を掃除しているとゴミ箱の傍にこんな事が書かれている小さな紙が落ちているのに気づいた。彼にそれを告げると「ああそうだよ俺なんか居なくなりゃいいんだろ」と言い、そこからなぜこんなことを書いたのかを二時間にも渡り、話し出した。最初その顔は怒りだったが、次第に狂った様な笑顔に変わり終わりの方には大粒の涙を流していた。それを聞いて彼にとてつ無い申し訳なさを感じたと共に彼はずっと
愚かなままだった事に落胆した。明日、彼はここを出るらしい。せめてこれからの彼の人生が冒険に満ち溢れてますよう祈るばかりだ
おわり