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結論なんてどうにでもなるんだよ  作者: 水井時零
そこに何を待っているのか
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新しい町へやって来た


だがそこは既に


人の居ないゴーストタウンの様だ

家屋の窓はほとんどが割れ、至る所で既に倒壊してしまった建物が見受けられる



宿屋どころか……水すら確保出来なそうだ


困ったなぁと思っていたら、空模様まで悪くなってきた


「あーあ……雨が降ったらどうすっかな」


私はそんな事を呟き、街中だったところを歩いた


……


何かおかしい。人が居ない街というのはすぐに悪党共の住処となるのがお決まりである。住処になってるなら落書きや何かを燃やした跡や魔法の痕跡などが残ってる筈。だがここは窓などは割れているものの、武器も落ちてないし住宅も住んでた姿から朽ちている。落書きも誰かが意図的に破壊した跡も無い


まるで誰か守っている様な


その時、突風が吹いた。私の背中側からだ

扇がれた様な突風これはまさか……


予感は当たった。私の横に降り立ったのはエメラルドグリーンをした龍である


さらに龍は増える。前方に1匹、後ろにも1匹

これはつまり囲まれた状態ってわけだ


なーに、慌てる心配は無い。龍は図体こそ私の10倍程あるが敵意を向けなければ相手にしないはず。師匠がよく言っていた


鼻を近づけられて……も……舐め……2匹で舐めるな……やめ……


気付けば、1匹の龍に咥えられて私は中に浮いていた


「ちょっと……おい!どこへ連れていく!こらぁ!」


龍は飛ぶ、どこへ行くかも教えてくれないで






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