魔王サイド『どこかで聞いた”名前”』
「まぁ、せっかくだし名前だけでも覚えて帰るのじゃ」
(漫才の導入……?)
「はぁ……でも、30人近くも覚えられますかね?」
「何を言う。魔王軍の参謀たるもの、それくらい出来んでどうする」
(まぁ、一理あるか)
「じゃあ、魔王さま。一人づつ紹介してもらえますか」
「えっ」
魔王は目を丸くして固まった。
「あの……もしかして、そういう魔王さまも覚えてないってことないですよね?」
「な、何を言うのじゃ!よぉし、それなら、やってやるのじゃ!」
魔王はそう言うと、四天王(4人とは言ってない)の一人を指差した。
「まずはお主からじゃ、トッコ!」
「あの、わたしはドッコです……」
(早速覚えてないじゃん……!)
「こやつはな。中々の勉強家での!」
(そして、そのまま始めた!)
「復習を欠かさないので”復習のドッコ”というのじゃ」
「どっかで聞いたことある!?というか、四天王の二つ名がそんなのでいいんですか!?」
「いいもなにもそれで定着してもうたし……」
「そうですか……ちなみにドッコさんは魔王軍ではなにを?」
「算数を同級生達に教えてるのじゃ」
(同級生!?それって、ただ勉強が好きな子なのでは……?)




