王国サイド『当たり前にある”無駄”』
「おい、大臣!じゃあ、アンタが進めておけ!大臣の立場なら可能だろ?」
「え?なにをです?」
(コイツ……聞いてなかったのか!?)
「給与は下げたままでいい、ということか」
「ええっ!?」
「いっそ、辞めるか?」
「パワハラですよ、パワハラ!」
「なんで、そんな知識はあるんだよっ!!」
と、そこで担当者が手を挙げた。
「あのー……ぼく、帰っていいですか?」
「良い訳ないだろっ!!」
「じゃあ、どうしたら……」
「いいよ、続きを話せ。
……大臣、あとで説明してやるから、話は聞いてろ」
「は、はい……」
「あとは工事費……城の修繕や街の整備ですね大体1億Gです」
「その辺りは変に削れないな」
(というより、1億で行けるのか……まぁ、国家予算が3憶なら割合多いのかも知れない)
「それ以外は城の備品……兵士の装備などもここに当てはまりますね大体5000万Gです」
「兵士の装備はともかく、緊急を要するものでなければ、止めておけ。装飾品とかはな」
「えっと、広間のシャンデリアの修繕費とか、ですか?」
「そうだな」
「では、ロベルト大臣の銅像の設置も」
「計画自体、取り壊せ」
「そんな!」
「あとは?」
「兵士や王族の方の食費ですね大体……」
「王族の飯はグレードを落としておけ」
「いいんですか?」
「知るか。嫌なら、俺に任せるんじゃねぇよ」
「は、はぁ……」
「後は?」
「雑費が諸々と、合わせて1000万Gでしょうか」
「そのくらいなら、とりあえず置いておけ、精査する時間が惜しい」
「あとは、不足の自体が起こった時の予備費がありません」
(災害とかが起こった時のやつか?)
「それは、金策で賄うしかないんじゃないか?」
「金策、ですか?増税とか……」
「そういうことではあるが……」
(国のお偉方のしわ寄せを国民に強いるのはどうかな……)
「税収以外で何かないのか?国家で運営している事業とか」
「王が手作りした陶器の販売ならしています」
「……それって、儲かってるのか?」
「いやぁ、素人が趣味で作った陶器なんて売れませんよぉ」
「……今すぐ辞めさせろ。運営するだけ経費の無駄だ」
恭弥は頭を抱えた。




