運動中に…異性の子とばったりあって…
一 菜月
短髪のボーイッシュな少女。さっぱりした性格をしており、感情が表に出にくい。高身長でしっかりした体格。貧乳。高校に入ったら女子らしいことをしたいと思っている。
主人公 一
私一 菜月はランニングをしていた。容姿から見てわかる通りアウトドア派な女子である。ごく稀に男子と間違えられるが、そんなに気にしていなかった。
「あ、にのまえさん」
目の前には今日あった中村颯がいた。
「菜月でいいわよ」
「菜月さんはランニングしているんですか?」
「ええ。私テニスやってるから運動しないといけないから」
「テニスですか。中学の時自分もやってましたよ」
「え!」私の目は輝いた。中学の時には同じ学校の女子は相手にならなかったので男子とよくやっていた。また、男子とテニスが出来るのだ。楽しみだった。
「まあ、最近運動してないので…」
「高校でもテニスするよね?」私は食いつくように聞いた。
「いやあ。何しようか考えているんですよ」
「前向きに考えてね!」
「ええ。あ、自分お使い頼まれているからそろそろ行くね」
「じゃあ」
そうして、私はランニングを続けた。
「菜月さーん!」颯が来た。
「どうしたの?」
「自分も運動しようと思って。高校でもテニスやろうと思います」
「そう。ありがと」
「あれ?あんまり嬉しくなさそうですね」
「私。あんまり感情表に出さないから」
私はそう言った。