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齋藤君は小鳥遊さんとデートしたみたいです

キャラ紹介


齋藤 光樹

少しくらい性格だが根は良い。中学生の時に彼女に裏切られた過去を持つ。それもあり高校では彼女なんて作りたくないと思っているが誰かに甘えたいという矛盾に葛藤している。中肉中背。高校に入ったら勉学に励もうと思っている。



小鳥遊 奈々

ロングヘアの少女。誰にでも接する優しい子。運動は出来ないが、勉強や家庭科はかなりでき、リーダーシップがある。しかし彼女には秘密があり…

中肉中背で胸もある。

主人公 齋藤


めんどくさいことに絡まれた。高校では恋人を作らないと決めていたのに恋愛ごっこをするのである。

「それじゃあ解散でいいわね。そうそう今月中に3人とデートしてね」こうなった原因を作った張本人である五十鈴は言った。


そう言うと、中村とにのまえは帰って行った。


「なあ、五十鈴空いてるよな?今」


「あら?デート?構わないわよ。どこへいくの?」


そう言うと2人は同じ方向へ去っていった。僕も帰ろうと思っていたその時


「齋藤くん…」


美少女である小鳥遊さんが話しかけてきた。


「ん?」


「私達もどっか出かけない?」


「え?うん」


用事があるという言い訳は通用しないので行くことにした。

どうやらショッピングモールへ行くようだ。ゲーセン、カラオケ、ボーリング、レストラン、映画館などなど学生が暇を潰すのはもってこいの場所だった。


「どこ行きたい?」


小鳥遊さんは聞いてきた。

どこでもいいよと答えてもよかったが、自分の意見を言った方が男らしいので


「映画かなあ」


そう言った。映画は上映中は喋らないし、終わったあとは感想で持ちこたえることができるので僕にはもってこいである。


「いいね。どれみる?」


2人で話し合って今話題の恋愛映画を見ることにした。幸いすぐに上映されるので飲み物とポップコーンを買って席に座った。


「楽しみだね」


小鳥遊さんは言った。


「うん」


そういえば、中学生の頃元カノと映画館に行ったこともあったなあ。そう思った。それから数日後、僕達は別れた。愛はすぐに尽きるんだ。僕はそう思っている。


「どうしたの?」


「え?」


「ずっと暗い顔してたよ?」


「ああ。考え事」


「そう。映画楽しもうね!」


なんとかごまかせた。きっと僕は小鳥遊さんの事を好きになっても…付き合いたくないんだろうな。裏切られるのがこわいから。



そして、映画が終わった。無難なHappyendと言うやつだった。嫌いではないけど、もう一度見たいかと言われたら…というやつだ。

「あー。面白かったね」


「ああ。最後のハグはギュッときた」


「あー。わかるー」


恋人は欲しくないが友達は欲しかったので好感度下げない返事をした。

その後ドーナツ屋さんによってドーナツを食べた。その時も映画の話で盛り上がった。


「今日は付き合ってくれてありがとうね。また!」


「ああ。楽しかったよ。また今度」


僕は言った。



楽しかった。これは嘘ではない。

でも…元カノのことを思い出して純粋に楽しめなかった。

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