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君の影

作者: 瞭明

遥彼方様主催「夏祭りと君」企画参加作品です。

程よく澄んだ夏の空

我が身を撫でる涼風の

流れる先を見通して

君の影を追いかける今宵

我が恋した夏祭り



屋台の間の狭い道

君の影の手招きを

探してしまうは期待ゆえ

金魚すくいと射的の屋台

間に見える長蛇の列



綿菓子手に持つ子供見て

周りの草木は何を思う

我は子供に自分を重ね

君の輝きを確認する

草木も踊る夏の夜に



無邪気にはしゃぐ大人達

蝉が和音を響かせて

拍子に合わせて皆踊る

月にも負けぬ提灯の灯

我は君の影捜す



全て終わった静けさに

今宵一番君を感じる

小さく揺れる草木の影

誰かが落とした景品の影

未だ残れる半月の影

君への想い今高鳴る

慣れない着物を引きずって

我は君の影に話す

一年後また君に会うと

我が恋した夏祭り

「君」はどんな人物だったのでしょうか




もしも、「君」が「夏祭り」だったら?٠٠٠違う世界が見えるかもしれません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 情緒溢れる祭りの夜が見えますね。 ステキな詩です。
[良い点] 君が夏祭り自体と表しているのか人を表しているのかわかりませんが、夏祭りと考えると面白いですね。 なんだって一年に一回会えないのだから。 まるで七夕みたいです。
2019/07/12 21:16 退会済み
管理
[良い点] この度は企画参加ありがとうございます。 初見では、「君」を恋人と捉えていましたが、後書きを見て当てはめる「君」を変えてみると粋ですね。 違う世界になって面白かったです。 短い中に、ぽん…
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