(97)待ち時間の考え事
そおいえば、ここに来る間に、チャックルさんからケットモ村について、教えてもらった。
ベアックル村西側の平原を真っ直ぐ行って山を2つほど越えて岩がかなりある道を進んだ先にケットモ村は、あるらしい。
ベアックル村のチチッサーさんが教えてくれたみたいだ。
ただし、手前の山には、ミミアントと言う魔物の巣があるらしく村人は、危険だからめったに行かないらしい。
ミミアントは、単体だど弱いらしくたまに村の近くまで来る事は、ある普通の大人一人で倒せるらしい、でも恐ろしいのは、数が多く、兜アントや鎧アントや刀アントと言うなんとも日本らしい魔物は、別格だそうだ。
中でも姫アントの周りを守る、四体の魔物、鎌アント、鋸アント、釼アント、鎚アントは、ヤバイらしい。
どっちかと言うとあの山、お城だねある意味。近付かない方がいいと言われたが近付かないけどね。
遠回りすれば色んな道でケットモ村まで行けるらしい。
この森越えて、しばらく行くとアルト・タルト領に入るらしいから、そこからでもいいかな。
あとは、僕一人でこの森を抜ける自信がない。
因みに、ここの国に関しても教えてもらった。
ここは、サザール・フォン領で王国からは、かなり離れた村らしい。
サザール・フォンは、島国で、王国までは、港からしか行けないらしい、今いる所は、昔アルト・タルト領だった場所と教えてもらった。
乗っ取られた、区域だそうだ。村人からしたら今も昔も変わらないと言うが、戦時中は、魔物も寄り付かない村だったそうだ、その為ミミアントがいる所までは、平原になって、いるみたいだ。
海が近いの?と聞いた所、まあまあ遠いと言っていた。
村から港までは、一応舗装された道があるらしい。
まあ僕が行きたいのは、逆方向だけどね。
縛られながら考えていると、時間が早いかなと思い、更に考え事をする。
そおいえば、ネルル別れる時、引きずられながら連れて行かれてたっけ。
しかもかなり騒いでた。
僕は、諦めてたからすんなり来ちゃたけど抵抗した方がやっぱり良かったかな?
あぁー早く終わらないかな。
すると!!
「ブヒ、ブヒ、めずの匂いがずる」ドド猪A
ヤバイ、ヤバイ、ヤバイやっぱり来ちゃた
「ブォォォ、メスダ、メスのニオイだ」ドド猪B
え!!2体もいる?聞いてないよ2体いるなんてどおする?叫ぶまだ待つ?通り過ぎて通り過ぎて。
願いが叶う訳もなく見つかる
「ブヒー、いだ、いだおだのめず」ドド猪A
「ブォォォ、俺様のメスだ、おべーは、向こう行ってろ」ドド猪B
「ブーーブォォォおだのだ」ドド猪A
なんか喧嘩が始まった。
「ブォォォやりやがだだ、おめは、向こういっでろブォォォ」ドド猪B
「やれー、そこだ。」
「ブヒ、い、でー最初にみづげたんは、おでだ、おめーこぞどっがさいっでろ」ドド猪A
「おしい、そこ、あぁー」
殴り合いは続き、勝利したのは、Aのドド猪だった。
「おお、流石ー」
殴り合いを観てるのは、面白かったけど自分が景品だと言うことを思い出した。
あまりの闘いぷりに。
あ、ヤバイの忘れた。
「ブヒ、ブヒ、へへへ、つがまだのが?おでががいほうじだげるべ」ドド猪A
やっぱり獣臭い
ドド猪Bは、気絶している。
「た、た、助けてーーー」
早く来て
「へへ、ブヒヒ、ぢがついでるな、だれが殺してづがまっだか?ブォォォ」ドド猪A