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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第三章 恐怖のゴブリン編
95/401

(95) 物で釣られた!!

や、やっと着いた。もうかなり暗くなってきている。


「アリアさんこちらです。」ネルル


「それじゃあ、皆さんありがとうございました。また明日、よろしくお願いします。」


「行きましょ」ネルル


「また明日な。」チャックル


「バイバイ」ドント


「サヨナラ」ルムル


僕は、お辞儀をして、ネルルについていく。


「こちらです。」ネルル


すぐに、ついた。


木造の平屋だ。しかも木材のいい匂い。なかなかいい建物だ。


「こちらで、寝てください。」ネルル


やけに親切だ、まあいい、ふぁ~、ベッドだ。しかも、僕の体を包むように、柔らかい何が入ってるんだろう?


「ありがとう、おやすみなさい」


何も気にせず、僕は、そのまま熟睡した。


こんなに体が休まるのは、初めてだ、朝ネルルに起こされるまで、完全に寝ていた。


「・・・さん、アリアさん、朝ですよ」ネルル


「もう、ちょっと・・・スゥ~」


「起きて下さい、ご飯用意しましたんで。」ネルル


いい匂いが、する。


「クンクン、はぁいい匂い。ほっ、ホットケーキだー」


「?、ホットケーキ?プフに、タマビーのが集めた蜜をかけたものですよ。」ネルル


はははははちみつがある。


「た、食べていいの?」


「フフ、もちろんですよ。その為に用意したんですから。さ、さどうぞ」ネルル


な、何かあるのか?毒か?毒なのか?このさい毒でもいい、めちゃくちゃ旨そうだ。


「わーい、いただきます。」


パンケーキに蜂蜜最高の甘味じゃないですか。最高です。旨すぎる。


「あ、あの~アリアさん・・・お、お願いがありまして・・・」ネルル


やっぱり何かあった。


「なになに?僕ででき、モグモグ、る事なら、モグモグなんでもしちゃうよ。ゴックン、はーおいしかった。」


「本当ですか?」ネルル


めちゃくちゃ喜んでいる。


「う、うん」


な、なんかあやしい空気になって、きた。


「ドド猪がですね・・・まだまだこの辺りに、いるんですよ。な、なので・・・またお願いします。」ネルル


「え」


や、ヤバイ断れない感じにもなってきた。


「ち、因みに後7頭位・・・い、いいですか?」ネルル


あんな、変態猪とは、二度と会いたくないけど、ご馳走になっちゃったしん~~~~しょうがないか。


「ちゃ、ちゃんと守ってく」


話の途中で・・・


「もちろんですよ、やだなぁ~、心配しないで下さい。なかなかやる人達です。村の人達を信じて下さい。」ネルル


ほ、ほんとかよー


「わ、わかったよ、僕だって男だ、やるときゃやるよ、うん」


「・・・ハハ、そうですよね、良かった~、まだありますからいっぱい食べてくださいね。私は、チャックルの所に行って、ケットモ村の事聞いてきます。」ネルル(どっから見ても女性なのに男?気分は?池で裸をみたのに・・・まあ、私の代わりにドド猪の囮になって、くれるならなんでもいいか。)


まだあるんだ、やった。物で釣られたけど、その価値は、微妙にあるな。だって旨すぎるもん。


「わかった、行ってらっしゃい」


「待ってて下さいねー」

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