(94) 乙女のエチケット!!
「ごめんね、つきあわせて」
僕とネルルは、村に行くまえに池で体を洗っている。エチケットだエチケット。
「いえいえ、私達の方が囮になってもらって、すみません」ネルル
いやいや、あれ強制的だったから、とわ言えず
「ハハ、いいよ」
「ありがとうございます」ネルル
「そ、それで・・・どおかな?」
「は、はい、においませんよ。」ネルル
「ふぅ~良かった~、しっかしいい匂いだね、この花え~とツュルの花だっけ」
まるで、香水をつけてるみたいだ。いやアロマオイルか?
「はい、でもあまりつけすぎない方がいいですよ。ビー達がよって来ますので。」ネルル
「ビーって?なになに?」
「タマビーやスティックビーですね、中でも危険なのは、ドドビーですね、爪には、毒があり、お尻の部分からは、糸を出し生き物をさらい、巣に持ち帰り子供達のエサにするみたいです。ただドドビーの大好物がタマビーなのでツュルの花と似た匂いがするタマビーだと勘違いしないかぎりは、きませんけどね。ただタマビーやスティックビーも匂いに誘われ集団でくると大変です。いい匂いだからと小さな村で皆が皆塗っていたらタマビーの集団が来て、村中の人が興奮したタマビーにたかられ、息もできずかなりの暑さで村中の人死んでいった、村があると聞いた事があります。」
「へ、へぇ~」
あ、あんな、おいし、あんな可愛いモンスターでもやるときゃやるんだな、むしろ針を使わないんだな。
「な、なので、塗りすぎ注意してください。」ネルル
「わ、わかった。気を付けるよ。そろそろ上がろう」
「そうですね。」ネルル
女の人の裸には、馴れてきた自分も女だしね。むしろ見られる方がかなり恥ずかしい。
僕達は、服着てチャックル達と合流する。
「お待たせしました。」ネルル
「ごめんなさい、わがまま言って」
「いやいや大丈夫です。しかしいい匂いですな。」チャックル
「う、え、ええ、ネルルがいい匂いの花を磨り潰し塗ってくれたので・・・」
お、おーこ、これが男のいやらしい目ってやつですな。ちょっと、気持ち悪いです。
「うんうんいい匂い」ルムル
「あ、ありがとう」
ドントは、猪のお肉を持っているため匂いには、鈍感になって、いるらしい。
しばらく歩く一時間位かな歩いていると村が見えてきた。
「もう少しで着きます、そお言えば着いたら私の家に泊まって下さいもうじき暗くなって、来ます」ネルル
「何から何までありがとう」
「いいえ、本当に感謝してます。私の替わりになって、もらって。」ネルル
よっぽどやだったんだ。そりゃそうだあんな気持ち悪い猪に襲われるなんて。
「そおいえば、村の名前なんて、名前なんですか?」
「ああ、我村の名はベアックル村です。」チャックル
「い、いい名前ですね、ハハ」
そして、僕達は、村につく。