(82) 子ゴブリンとの遭遇
ケットモ村まで歩いて2日たった。
ちょうど太陽が真上に来る頃、道の真ん中に子ゴブリンが立っていた。
「おいおい、子ゴブリンが一人でいるよ」レワ
「本当だ、俺が倒してこようか?」ノモ
余裕がある二人・・・す、すごいな、僕には、子ゴブリンすら倒せる自信がありません。
「ひぃ、」プレンが僕に引っ付くトラウマだな。
「私が行こう」アベル
アベルが剣を出した時、子ゴブリンは、僕らに気付き素早く逃げて行った。
「チィ」アベル
「どおしますディダ?」アベル
「残党狩りの冒険者がいるらしいから。放置して、ケットモ村に急ごうか」ディダ
「「わかった」」レワ、ノモ
「わかったわ」アベル
「明日には、着くはずだ。しかし村の近い所に残党の子ゴブリンがいるなんてここからは、気をつけて進もう」ディダ
は、早いな、昔は、8日かかったのにやっぱり、ホーロが気を使ってくれていたんだな。
「ノ、ノモて、手をかして」プレン
「大丈夫か?」ノモ
プレンは、かなり怯えている。
「大丈夫?」
「ありがとう二人共」プレン
「い、いくぞ」アベル
何だか、ゴブリンに会ってからプレンの様子が悪そうだ。
いつもより歩く速度は、ゆっくりになった。
「ごめんなさい、アリアちゃん早く戻りたいのに」プレン
「大丈夫だよ、無理させてごめんね。」
「う~~アリアちゃ~~~ん」プレン
思い切り抱きつかれた。
「ん~、ん~」
息が、息が、胸で言葉も息もままならない。
「お~おいていかれるぞ」レワ
「は~~い」プレン
元気じゃん、ま~プレンは、仕方ないか、ゴブリンには、いい思いないしなあんまり思い出したくもないだろうし。
やっぱり、ゴブリン達にあんなことやこんなことをされていたんだな、と思うと人の頭の中は、Hな事でいっぱいだな何て思う。
いかん、いかん人の不幸で変な妄想しては、将来立派なレディーになれないな。うんうん
あ!!
「まって、おいてかないでーーーー」
あぶない、あぶない
皆の元に行くと皆でミミズのデカイ奴を倒していた。うげ、気持ち悪い。
「おせーよ、アリア」レワ
「ごめん、考え事してた。」
「いいのかタッチンバーナ食わせないぞ」レワ
「え!?な、なにそれ?どんな食べ物?」
「何いってんだ、これだよ、これ、」レワ
「え、ミミズ?」
「何だよミミズって、タッチンバーナだよ食べたことないのか?」レワ
「うん」
「しょうがねーなー」レワ
レワは、ミミズの一部を切り、すぐに、火をつけ焼き木の枝で刺し僕に渡す。
す、素早い、けど気持ち悪い。