(76) 正気に戻って・・・
「こ、ころ・て」プレン
「おい、しっかりしろ」ノモ
「ころし、て」プレン
「助かったんだよプレン」ノモ
「起きたんだその人」
プレンは、一点をみつめて、殺してと言っている。放心状態だ。口もパクパクしている。
「うっ、ボエェ」プレン
口から白い液体を吐いた。こっちも重症だな。
「フィニー見なかった?」
「多分ご飯作っているよ、どうしたの?」ノモ
「アベルが動けなくて服を着替えさせれなくてフィニーに手伝って貰おうかと」ちょっと意味が解らないこと言っていまう。
「こ、ころ・て」プレン
「ひぃ、」
僕の方を見てきた。この女の人こ、恐い
「アリアごめんプレンの面倒見ていてよ、俺より君の方がプレンが反応する。フィニーの所には、俺がいくよ」
いやだけどフィニー連れて行ってくれるなら良いか。
「わ、わかったよ」
ノモは、水袋でプレンの口まわりを拭いてあげたあとフィニーの所に向かった。
プレンは、僕の方を見ている。じーっと見ている
「・・・す」プレン
何か言ってきた。プレンが着ているローブは、僕のなので少し小さいのとよく見ると胸が以外とある。
自分のを見るとな、ない。流石男と間違われるだけある。アベルもフィニーも僕もまな板族だ。この中ではフィニーが一番でかいけどね。
プレンは、僕の目を見ている。僕は、目をそらした。するとプレンは、ハイハイしながら僕の方へ来ようとしたので僕の方から行ってあげた。膝擦るし僕の服汚れるからね。
「す、素敵」プレン
「や、やめ、やめて~」
プレンは、急に僕を襲ってきた。馬乗りにされ両手で頭を掴まれ凄い近くで僕の目を見てくる、キスしそうだ。近い、近すぎる。
「しっかりして、」
だめだ、動かないと言うか僕に力がない。なんとかしなきゃと思っていたらプレンの方から手を離してくれた。
良かった~、けどまだ馬乗り状態で僕を見ている。
「や、止めて、止めて、だ、だれか、」
急にプレンが左手で僕の股を触ってきた。そんな所さわらないでー
「!!あれ、あなた女なの?」プレン
僕が着ていた上着を脱がされ僕のまな板ご開帳する。
下も脱がされ、は、恥ずかしい。
「あなた、だれ?」プレン
えー今さらな、なにこの人
「えーとですね、まずは、服を返してもらえますか?」
「は!」プレン
ビックリした様子で服を返してくれた。パンツ一丁にされていたので男どもが来なくて良かったーと胸を撫で下ろす。
「皆どうしたんだよ」ディダ
「イヤーー、来るなディダ」
とディダと目が合う油断した。ズボン履いてないで上着から着ればよかった。
「わ、悪い」ディダ
僕は、顔を赤くしてただろう。顔が熱い。ディダには後ろ向いてもらっている。恥ずかしい。
「ディダもう大丈夫、ありがとう」
「ディダさんですか」プレン
「正気に戻ったかプレン」ディダ
「確かゴブリンに捕まっオェェ」プレン
ま、また吐いたよ、この人
「よしよし、もう大丈夫だ、俺がいるからなハ、ハ、ハ」ディダ
「た、助けにくれたんですね、ありがとうございます、ありがとうございます。あなたもね、えーと」プレン
「アリアです」
「アリアちゃんもね」プレン
プレンに抱きつかれる、む、胸、胸が当たってるのと吐いたばっかだから顔を擦り付けようとしてきた。
「大丈夫だから」
「そ、そう」プレン
「あれ、ノモは、?」ディダ
「あ~フィニーをつ・・・」
「ノモいるの?、居るんですか、会いたい」プレン
「じゃあ皆でアベルの所に行きましょう」
「そうだな」ディダ
「歩ける?プレン」
「大丈夫よ」プレン
「い、行こう」