(75) レワにバレる⁉️
「ひぃ、」アベル
「あ、アベルお、お漏らし・・・」
アベルは、下が濡れているのを見てひきつった顔で微妙に笑っていた
「お、おね、ぉねがい、お、お漏らし、し、ているから、お、美味し、く、ないから、た、食べ、食べないで」アベル
相当何かにビビっている。僕は、後ろを向く、何も誰も居ない。
アベルは、震えながら小声で何かを言っている。
「お姉ちゃん助けて、お姉ちゃん助けて、お姉ちゃん助けて、お姉ちゃん助けて、お姉ちゃん助けて、お姉ちゃん助けて」アベル
お姉ちゃん?アベルには、お姉ちゃんがいるのか~、てかなんで僕を見てそんなに縮こまっているんだろう。今までのアベルとは、想像できないくらいビビっている。
「アベル僕だってほら、着替えて皆の所へ行こう」立たせようと手をだす。
「ひぃ、や、止めて、こ、来ないで」アベル
どんだけだよ、と奥からレワの声がしてきた。
「もう皆集まってるぞ、いつまでアベル連れて来るのに時間かかってるんだ。」レワ
やば、アベルのお漏らしバレるなんとかしなきゃ
「レワ来ないでアベル着替え中だから」とウソをつく
でも着替えさせないといけないのは、事実だ。
「わかっ・・・」レワ
レワが戻ろうとした時
「た、助けて、助けて、お、おね、がい」アベル
とレワに助けを求めるアベル
「いやいやいや」
とレワ静止しようとしたが来てしまった。
「おい、どうしたア・・・ベル!!」レワ
レワは、お漏らしを見て目を背ける。
だから言ったのにあ~あ、可哀想にアベル。
「ダ、ダー、ダーク、ダークエルフ」アベル
僕を指差す。
人に指差しては、いけませんよもぉ~、て、ダークエルフがいけないのか~い。
レワが僕を見る
「本当だ、初めて見た。アリア、ダークエルフだったんだな。ハ、ハ、ハ」レワ
「そうだけど、・・・?」
「?」レワ
僕もレワもだから何がって顔をした。
「へ~ア、アリアカッコいいじゃん。」レワ
頭を撫でられた。
「僕一応女だから、ふん( `Д´)/」と脛を蹴ってやった。
「イテ、ごめん、ごめんって。」レワ
アベルは、木を背にして体育座りして、震えている。
「木にアベルの栄養がーって見るな、レワ」と突っ込みを入れる。
どうするかなぁ~
「フィニー呼んで来る、レワは、周りを見てやって。」
なんで皆固まってネナインダヨと思いながらフィニーの所へ走っていく。