(64) 小休止
歩き始めて、半日は、たっただろう。今は、池の前で休憩している。
今まで、スライムにしか、遭遇していない、こちらの世界では、スライムは、襲っては、こない。どちらかと言うと生ゴミを捨てる場所や、トイレとかにいる。だからトイレにいる、スライム見ながらスライムジュースを飲むのは、キツイはずだ。
「カチ、カチ」
レワが火を付け。薪をを燃やしている。意外と器用じゃん。
そして、ノモが鍋に水を入れて、持ってきた。レワがそれを火の上に置く、
おーキャンプみたい。
なんで、水を沸かすのだろう。昼飯は、ないとディダが言っていたのに。お腹でもすいちゃたのそれともカップラーメンでも食べるの?と思いレワに、聞いてみた。
「ね~、なにか食べるの?」とレワにだけ聞こえるように言う。
「お前ホントに冒険者かよ。」レワ
「え!」
「水をそのまま飲むと腹壊すだろ~が、初歩の初歩だぞ」レワ
「ヤバイ、今の今までそのままのんでた。」そうだったのか~ん!ヤバイ事思い出しちゃった。ルスターに、そのままお水出しちゃった。
「お前、よく平気だな。」レワ
「ハ、ハハま、まーね」
ディダかわ近いてきた。
「アリア、リョクマルさんとは、知り合いなのか?」ディダ
「ん~、知り合いと、言うか、恩人ですね。」
「そ、そうか」ディダ
すると、アベルが・・・
「ふざけるんじゃないよ。」アベル
フィニーが頬を叩かれた。
「す、すみません」フィニー
「どおしたんですか?」
「フン」アベル
「あ、や、なんでもないです。」フィニー
「そ、そうですか」
小声でノモが
「アリアちゃんあまり、フィニーに、近づかない方がいいよ、フィニーと、言うかハーフエルフ自体嫌っているエルフ多いいから。やつあたりされるよ」ノモ
小声で
「そ、そうなんだ。ありがとう」ノモに御礼を言う
て、本当エルフって差別多いなぁ~、そしたら、僕がフード取ったらアベルに殺されちゃうよハハハ。
ノモが小声で
「だから、エルフ族は、ハーフエルフに対して、嫌がらせや暴力を平気でするんだよ。」
うん、アベルに近くのやめよう
あ!、そおいえば、クッキーあった。お昼のご飯に、皆に渡そう。
「あの~、クッキー作ってきたので、皆さんどうですか。?」
「パク」レワ
「ん、・・・まあまあだな」レワ
おい、おいレワ、食いしん坊か。しかも取るの早いし。
「頂こう」ディダ
「パク」
「じゃあ、私も」アベル
「パク」
「気がきくじゃん。」レワ
「いただきます。」ノモ
「パク」
「フィニーは、どお?嫌いだった?」
「いえ、いた、いただきます」フィニー
「お前には、泥団子でいいだろ」アベル
「は、ハハ流石にそれは、」とフィニーは、クッキーを戻した。
「違うだろ、お前が戻したクッキーなんて、誰も食べないんだから」アベル
アベルは、クッキーをわざわざ泥に付け、フィニーの胸ぐらを掴み泥つきクッキーをフィニーの口のなかに入れる。
「ゲホ、ゲホ」フィニー
「吐くなよ」アベル
フィニーのお腹に蹴りをいれる。
「おっええぇ」フィニー
そりゃ、吐くよ
「まって、ね、アベルさん、フィニー苦しがっているから」僕は、フィニーの背中を擦りながら言う
「放っておけ、そんなやつ」アベル
「パーティーだからね、仲良くしましょう。」
「ふん」アベル
フィニーを皆と離れたとこに僕は、連れて行き、アベルに見つからないようにクッキーとスライムジュースを渡した。
「嫌いじゃなかったら食べて。」
「あ、ありがとう」フィニー
「パク、パク、う・・・」フィニー
嫌いだったかなぁ?不味くは、ないと思うんだけど。
「あでぃ、あでぃあじゃん、お、おいじ、グズ、おいじいよ~、こんだの、は、はじめて、グズ、でず」フィニー
おーおーそりゃ良かったつらかったんだろうなぁ~
「よし、よし」と背中を擦ってあげた。
「は、ハハ、なんだか、グズ、アリアちゃんお母さんみたい。小さいのに、へへ」フィニー
フィニーって可愛いなぁ、凄い可愛い笑顔持っている。
「あまり、アベルさんに近づかないようにしなよ」
「頑張ります」フィニー
「それじゃ、皆行くぞ、」ディダ